蠱惑の刻
3,300円TinkerBell/1.31GB・声優クレジットなし・体験版なし
TinkerBellの「蠱惑の刻」は、 2011年8月19日発売のアドベンチャーです。 価格3,300円、容量1.31GB。 イラストはあおじるで、 当サイトでレビューした淫妖蟲シリーズと同じ原画です。
スコアは100点満点中66点。 シナリオ軸は16点と高いのに総合が伸びない理由は、 音声のクレジットが一切ないことにあります。
淫妖蟲シリーズと登場人物が繋がる
『淫妖蟲 蝕』から菊花/桜花が登場
『はなマルッ!』から桃野桃(助手・桃野桃子の実姉)が登場
菊花と桜花は月白姉妹です。 当サイトでレビューした 『淫妖蟲 外伝 ~月白姉妹編~』の主役2名で、 『淫妖蟲 獄』にも現代で再登場していました。
つまり本作も、同じ時間軸に接続されているということです。
| 淫妖蟲 外伝 ~月白姉妹編~ | 大正末期。姉妹が不死の呪いを受けた頃 |
|---|---|
| 本作 | 探偵・壬生京介と助手・桃野桃子の物語に姉妹が登場 |
| 淫妖蟲 獄 | 現代。姉妹が黒猫支店に協力を依頼する |
「数百年を生きる」という月白姉妹の設定が、 複数作品への登場を可能にしている構造です。 シリーズを追っている人には、この繋がり自体が購入理由になります。
本作自体の筋はこうです。 探偵・壬生京介が助手の桃野桃子と人探しの依頼を受け、 神隠しで知られる山奥の地へ向かう。 陰謀渦巻く館と、夢で見た少女に出会う――という導入です。
シナリオは秋華。 当サイトでレビューした淫妖蟲シリーズは 小峰久生が中心でしたので、 書き手は別です。 絵は共通、文章は別という組み合わせになります。
あおじる五本パック10,780円との関係
原画のあおじるでまとめたパックだと名前から分かります。 あおじるの絵が目当てなら、パック版のほうが単価は下がります。
ただし収録5本の内訳は商品ページから確認できません。 淫妖蟲シリーズが含まれるかどうかも不明です。
すでに淫妖蟲シリーズを持っている人は、 パック購入で重複する可能性があります。 当サイトでは『淫妖蟲 獄』『凶』『零』『外伝』をレビュー済みなので、 これらを持っているなら中身の確認は必須です。
声優のクレジットが一切ない
当サイトでは、この状態の作品を一貫して低く評価してきました。
| 音声なし(戦国ランス・大悪司・ランス01) | 音声軸6点 |
|---|---|
| 音声ありだがキャスト未記載(本作・VIPER RSR・超昂閃忍ハルカ) | 音声軸10点前後 |
| 声優2名・役名対応あり | 音声軸14〜15点 |
音声は入っているので、完全になしの6点とは区別します。 ただし判断材料がないので10点が上限です。
音楽のクレジットも記載されていません。 制作体制で分かるのはシナリオ(秋華)とイラスト(あおじる)の2つだけです。
体験版もサンプルムービーもありません。 解像度は800×600ハイカラーで、 色数の指定も一段低い表記です。
一方で対応OSはWindows Vista/7/8/10と広い。 2011年の作品としては珍しくWindows 10まで記載されており、 DRM形式の表記もないので起動認証の制約もありません。 環境面だけは同年代の作品より条件が良いです。
5軸スコアと評価の内訳
シナリオ(16点)が最高値。 淫妖蟲シリーズと登場人物が繋がる構成、 探偵ものという枠組みを評価しました。
音声(10点)が最低評価です。 「音声あり」だがキャストが一切記載されていないことによります。
ビジュアル(12点)は解像度800×600ハイカラーを反映。 コスパ(14点)は、 3,300円という価格に対して体験版がない点を差し引いています。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | 蠱惑の刻 |
|---|---|
| ブランド | TinkerBell |
| 価格 | 3,300円 |
| 販売日 | 2011年8月19日 |
| 作品形式 | アドベンチャー(音声あり・音楽あり) |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 0004630D) |
| ジャンルタグ | 道具・異物/ムチ・縄・蝋燭/姉妹/退廃・背徳・インモラル/SM/異種えっち/超ひどい/緊縛/拘束/畜えち/しつけ/複数プレイ・乱交/屈辱/回し 計14件 |
| シナリオ | 秋華 ※淫妖蟲シリーズの小峰久生とは別 |
| イラスト | あおじる ※淫妖蟲シリーズと同じ |
| 音楽 | 記載なし |
| 出演 | 記載なし(声優欄そのものがない) ※作品形式は「音声あり」 |
| 他作との接続 | 『淫妖蟲 蝕』から菊花/桜花が登場/『はなマルッ!』から桃野桃が登場 |
| パック作品 | 『あおじる五本パック』(VJ007950/10,780円)に収録 |
| ファイル容量 | 1.31GB(DRM形式の記載なし) |
| 動作環境 | Windows Vista/7/8/10、CPU 1GHz以上、メモリ512MB以上(Vista・7・8は1GB以上)、VRAM 2MB以上、800×600ハイカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応/Windows 11の記載なし |
| 体験版 | なし |
| サンプルムービー | なし |
良かった点・気になった点
良かった点
- 淫妖蟲シリーズと登場人物が繋がる(菊花/桜花=月白姉妹)
- 原画があおじるで、シリーズと絵柄が共通
- 探偵+助手という枠組みが、淫妖蟲の退魔屋とは別の切り口
- 対応OSがWindows 10まで。2011年作品としては広い
- DRM形式の記載がなく、起動認証の制約がない
- ジャンルタグ14件と、方向性の情報量は多い
気になった点
- 声優のクレジットが一切ない。誰が演じているか分からない
- 体験版もサンプルムービーもない。事前確認ができない
- 解像度800×600ハイカラー。画面も色数も低い
- 音楽のクレジットも記載されていない
- パック版の収録5本の内訳が確認できない
- 他作の登場人物が出るため、単体では文脈が分かりにくい
結論:誰が買うべきか
淫妖蟲シリーズを追っている人。 これが本作の明確な対象です。 月白姉妹(菊花・桜花)が登場するため、 シリーズの時間軸を補完する一本になります。
逆に、シリーズを知らない人には勧めません。 声優のクレジットがなく、体験版もなく、解像度は800×600ハイカラー。 3,300円を払う判断材料が少なすぎます。
あおじるの絵が目当てなら、パック版を先に確認してください。 『あおじる五本パック』(10,780円)なら 本作約3.3本分の価格で5本です。 ただし淫妖蟲シリーズを持っているなら、 重複の有無を必ず調べてから買ってください。