淫妖蟲 外伝 ~月白姉妹編 始まりの章~
605円TinkerBell/605円・273MB・声優2名
TinkerBellの「淫妖蟲 外伝 ~月白姉妹編 始まりの章~」は、 DLsite独占で販売されているアドベンチャーです。 価格605円、容量272.85MB、声優2名。 説明文には「新・淫妖蟲シリーズ、狂悦の第3弾!」とあります。
スコアは100点満点中66点。 容量272.85MBは当サイトでも最小クラスです (最小は『ストリップバトルデイズ』の202.58MB)。
外伝3本で唯一、大正末期が舞台
当サイトでレビューした淫妖蟲外伝3本を比較すると、 本作だけが時代設定を変えています。
| 月白姉妹編(本作) | 605円/272.85MB/声優2名/大正末期 |
|---|---|
| 深琴と武編 | 605円/308.89MB/声優5名/現代の退魔屋 |
| 水依編 | 605円/323.62MB/声優1名/現代の退魔屋 |
時代は大正末期。 不死の呪いを受けて数百年を生きる月白桜花と菊花の姉妹が、 二人で退魔万屋を営みながら宿敵「冥王鬼」を追っています。
ある日、巷を騒がせる「神隠し」で妹が消えたという依頼が舞い込む。 妹の写真から妖魔の痕跡を見つけた二人は、 それを辿って山中の洋館へ辿り着く――という導入です。
「写真から妖魔の痕跡を見つける」という一行が効いています。 大正末期という時代設定があるからこそ、 写真が特別な意味を持つ道具として機能する。 時代を変えたことが探索の手段に反映されているわけです。
当サイトでレビューした『淫妖蟲 零 ~深雪編~』『~結衣編~』は 戦国後の泰平を舞台にしています。 シリーズは現代・戦国後・大正末期の3つの時代を扱っていることになります。
不死の呪いという設定の使い方
月白姉妹の設定で重要なのは「不死の呪いを受けて数百年を生きる」という点です。
当サイトでレビューした『淫妖蟲 獄』では、 不死の呪いを受けた月白姉妹が黒猫支店に協力を依頼する展開でした。 つまり本作は、その数百年前にあたる話だと読めます。
声優は計名さや香、藤井ねここの2名。 これは『淫妖蟲 獄』『淫妖蟲 凶』で 月白桜花=計名さや香、月白菊花=藤井ねここを 演じている2名と一致します。 外伝でも本編と同じキャストが使われているということです。
ただし本作にはキャラクター紹介セクションがなく、 個別のCV対応表記はありません。 シリーズを追っていなければ、この対応は分かりません。
シナリオは小峰久生、イラストはあおじる。 説明文には「ハヤミユウジロウ×あおじる」というクレジット表記もあります。
容量273MBは当サイト最小クラス
タイトルの「始まりの章」が示すとおり、 導入部分を切り出した構成である可能性が高い。 605円という価格を考えれば妥当ですが、 読み終わるまでの時間は相当に短いと考えてください。
体験版もサンプルムービーもありません。 解像度は1024×576ハイカラーで、 PlayDRM・ソフト電池いずれの表記もありません。
絵柄を事前に確認したいなら、 『淫妖蟲 獄』の体験版640MBを落としてください。 あおじるがシリーズ全作を担当しているため、絵柄は共通です。
5軸スコアと評価の内訳
コスパ(16点)が最高値ですが、これは 605円という金額の低さによるものです。 同額の『深琴と武編』が声優5名であることを考えると、 相対的には割高になります。
ボリューム(10点)が当サイト最低値です。 272.85MBという規模に対して、これ以上は付けられません。 シナリオ(14点)は大正末期という時代設定と 写真という道具の使い方を評価しつつ、 「始まりの章」という導入的な位置づけを反映しました。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | 淫妖蟲 外伝 ~月白姉妹編 始まりの章~ |
|---|---|
| ブランド | TinkerBell(DLsite独占販売) |
| 価格 | 605円 |
| 販売日 | 2014年6月13日 |
| 作品形式 | アドベンチャー(音声あり・音楽あり)/「新・淫妖蟲シリーズ、狂悦の第3弾!」 |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 0006365D) |
| ジャンルタグ | 初体験/アヘ顔/異種えっち/拘束/出産/触手/妊娠・孕ませ/屈辱/処女 ほか |
| 時代設定 | 大正末期(外伝3本で唯一) |
| シナリオ | 小峰久生 |
| イラスト | あおじる |
| クレジット表記 | 説明文に「ハヤミユウジロウ×あおじる」 |
| 出演 | 計名さや香、藤井ねここ 計2名 ※キャラクター紹介欄がなく対応は記載なし |
| ファイル容量 | 272.85MB(当サイトでも最小クラス) |
| 動作環境 | Windows Vista/7/8/10、CPU Pentium 4 2GHz以上、メモリ1GB以上、VRAM 512MB以上、1024×576ハイカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応 |
| 体験版 | なし(サンプルムービーもなし) |
良かった点・気になった点
良かった点
- 外伝3本で唯一、大正末期という時代設定
- 写真から妖魔の痕跡を辿るという、時代に合った探索手段
- 「不死の呪い」が本編『獄』への時間的な繋がりを作っている
- 本編と同じキャスト(計名さや香・藤井ねここ)が使われている
- 605円と手を出しやすい価格
- 容量273MBと軽量で導入が速い
気になった点
- 容量272.85MBは当サイトでも最小クラス
- 同額の『深琴と武編』が声優5名なのに対し本作は2名
- キャラクター紹介欄がなく、CVの対応が記載されていない
- 「始まりの章」という導入的な位置づけで、話が完結しない可能性
- 体験版がなく、購入前に試せない
- 音楽・企画のクレジットが記載されていない
結論:誰が買うべきか
月白姉妹というキャラクターを追いたい人。 あるいは大正末期という和風伝奇の舞台に惹かれる人。 この2つが本作を選ぶ理由になります。
外伝を1本だけ選ぶなら『深琴と武編』を勧めます。 同額605円で声優5名、容量も本作より大きい。 音声量で明確に上回ります。
シリーズをきちんと遊びたいなら、 体験版640MBのある『淫妖蟲 獄』(7,480円)から入ってください。 『獄』では月白姉妹が現代で再登場するため、 本作を先に読んでおくと時間軸が繋がります。 605円という金額なら、その順序を試す価値はあります。