淫妖蟲 外伝 ~水依編 囚われの章~
605円TinkerBell/605円・324MB・声優1名
TinkerBellの「淫妖蟲 外伝 ~水依編 囚われの章~」は、 DLsite独占で販売されているアドベンチャーです。 価格605円、容量323.62MB、声優1名。
スコアは100点満点中65点。 当サイトでレビューした同シリーズ4本の中で最低の数字になりました。 理由を率直に説明します。
同価格の姉妹作と比べると分が悪い
| 本作(水依編)/深琴と武編 | |
| 価格 | 605円 / 605円(同額) |
| 容量 | 323.62MB / 308.89MB |
| 声優 | 1名 / 5名 |
| 解像度 | 1024×576 ハイカラー / 1024×576 ハイカラー |
| 発売日 | 2014年5月30日 / 2014年5月16日 |
同じ価格、ほぼ同じ容量、同じ解像度。 違うのは声優の数だけで、しかも5倍の差があります。
本作の声優は一花らん1名のみ。 キャラクター個別紹介欄もなく、 作品内容の文中に水依と店長の妖魔「夜」の名前があるだけです。
605円という同額でこの差は説明がつきにくいのが正直なところです。 当サイトが音声を13点、総合65点としているのは、この比較に基づいています。
「退魔から離れる」という切り口
企画としては面白い切り口を持っています。
退魔屋本舗黒猫支店は赤字続きで存続の危機にある。 ある日、水依は店長である妖魔「夜」に頼まれ、 退魔とは無関係の喫茶店へアルバイトに出ることになります。
店主の老人から嫌がらせを受けつつ、 自分は退魔の仕事ができない足手まといではないかと悩む水依。 やがて店主の様子が変わっていく――という流れです。
「退魔ものなのに退魔をしない」という導入は、 シリーズの中で変化をつける手法として理にかなっています。
さらに「赤字続きで存続の危機」という設定が効いています。 退魔屋という非日常の職業に、経営難という生活感のある問題を 持ち込んだことで、アルバイトに出る理由に無理がなくなっている。 605円の短編としては丁寧な下ごしらえです。
なお当サイトでレビュー済みの本編『淫妖蟲 獄』では、 水依が急成長して深琴の立場を脅かす存在として描かれます。 本作で「足手まといではないか」と悩んでいた人物が、 後の作品では逆の位置にいる。 シリーズを通して追うと、この対比が見えてきます。
シリーズ内での立ち位置
当サイトでレビューした淫妖蟲シリーズ4本を、 買う順序の観点で整理します。
| まず試すなら | 『淫妖蟲 獄』の体験版640MB(無料) |
|---|---|
| 最も安く買うなら | 『零 深雪編』550円(独立した時代設定) |
| 音声量で選ぶなら | 『外伝 深琴と武編』605円(声優5名) |
| 本格的に遊ぶなら | 『淫妖蟲 獄』7,480円(3.36GB・声優11名) |
この整理でいくと、本作が第一候補になる場面は限られます。 水依というキャラクターを目当てにする場合が 実質的に唯一の理由でしょう。
体験版はありません。 動作環境はWindows Vista/7/8/10、 CPU Pentium 4 2GHz以上、メモリ1GB以上、VRAM 512MB以上、 1024×576ハイカラー、DirectX 9.0c以上。 PlayDRMの注記もありません。
5軸スコアと評価の内訳
コスパ(16点)が最高値ですが、これは 605円という金額の低さによるものです。 同価格の姉妹作が声優5名であることを考えると、 相対的には割高と言わざるを得ません。
ボリューム(10点)が当サイト最低値です。 323.62MB・ヒロイン実質1名という規模に対する数字になります。 音声(13点)も声優1名という編成が理由です。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | 淫妖蟲 外伝 ~水依編 囚われの章~ |
|---|---|
| ブランド | TinkerBell(DLsite独占販売) |
| 価格 | 605円 |
| 販売日 | 2014年5月30日 |
| 作品形式 | アドベンチャー(音声あり・音楽あり) |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 0006365D) |
| ジャンルタグ | 断面図/道具・異物/初体験/出産/妊娠・孕ませ/屈辱/処女 ほか |
| シナリオ | 小峰久生 |
| イラスト | あおじる |
| クレジット表記 | 作品内容冒頭に「ハヤミユウジロウ×あおじる」「新・淫妖蟲シリーズ、超辱の第2弾!」 |
| 出演 | 一花らん 計1名 |
| ファイル容量 | 323.62MB(PlayDRMの注記なし) |
| 動作環境 | Windows Vista/7/8/10、CPU Pentium 4 2GHz以上、メモリ1GB以上、VRAM 512MB以上、1024×576ハイカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応 |
| 体験版 | なし(サンプルムービーもなし) |
良かった点・気になった点
良かった点
- 「退魔ものなのに退魔をしない」という変化のつけ方
- 赤字続きという生活感のある問題でアルバイトの理由に説明がつく
- 605円という手を出しやすい価格
- 本編『獄』での水依の立場と対比すると、シリーズの厚みが見える
- あおじるの絵柄がシリーズ全体で統一されている
気になった点
- 同額の姉妹作『深琴と武編』が声優5名なのに対し、本作は1名
- 容量323.62MB・実質ヒロイン1名と規模が小さい
- 体験版がなく、購入前に試せない
- キャラクター個別の紹介欄がない
- 解像度1024×576は現行基準では狭い
- 音楽担当・企画原案のクレジットが記載されていない
結論:誰が買うべきか
水依というキャラクターを目当てにしている人。 これが実質的に唯一の理由です。 彼女に焦点を当てた作品が他にない以上、 そこに価値があるなら605円は妥当な支払いになります。
それ以外の目的なら、同額の『深琴と武編』を勧めます。 同じ605円、ほぼ同じ容量、同じ解像度で、 声優が5名対1名。 音声量だけを比べても、選ばない理由が見当たりません。
シリーズを本格的に遊びたいなら『淫妖蟲 獄』(7,480円)です。 640MBの体験版があるため、 買う前に無料で判断できる唯一の作品でもあります。 まずそちらを試してから、外伝に手を広げる順序を勧めます。