超昂天使エスカレイヤー・リブート
7,480円ALICE SOFT/2.75GB・PlayDRM・声優9名
ALICE SOFTの「超昂天使エスカレイヤー・リブート」は、 キャッチが「変身ヒロイン育成ADV」、 コンセプト表記が「勝つためにH、負けてもH」という一本です。 価格7,480円、容量2.75GB、声優9名。
スコアは100点満点中81点。 2002年発売作品のリファイン(リメイク)であるため、 購入前に確認すべき重複が2つあります。
重複は2種類あります
当サイトでレビューした84作品の中で、 重複対象が2つある作品は本作だけです。 購入履歴の確認は2点とも必要になります。
リメイクで何が変わったのか
販売ページが挙げている改良点を整理します。
| グラフィック | 原画・彩色のリファイン、CG差分の追加 |
|---|---|
| シナリオ | 一部シナリオを追加。エロシナリオを全体的にボリュームアップ。オリジナルでは戦わなかった敵との新規シナリオ |
| イベント | 新規怪人イベント、どきどきHイベントの追加。女怪人の追加 |
| システム | 戦闘システムを刷新 |
| 音声 | メインキャストの声優は変更なし。音声はオール新規録り直し |
最も評価すべきは「声優は変更なしで音声を全面録り直し」という判断です。
リメイクではキャストを変えて録り直すか、 旧音源を流用するかの二択になりがちです。 前者は旧作ファンの反発を招き、後者は新録部分との質の差が出る。 同じキャストで全部録り直すのは、最もコストがかかるが最も揉めない選択です。
主人公は柳瀬恭平。 夏休み直前の7月、クラスに幼なじみの高円寺沙由香(CV:鷹月さくら)が転校してくる。 地球征服を企む侵略軍団ダイラストが街に現れ、 沙由香は体内の「ドキドキダイナモ(DDD)」の力で 戦士エスカレイヤーへ変身して戦っていた――。
メイド姿のロボットマドカ(CV:AYA)が恭平に事情を明かし、 恭平は変身エネルギー「D2エナジー」の供給役として協力することになります。 沙由香の父・源太郎はダイラストに捕らわれており、打倒ダイラストが目標です。
主人公が戦わず供給役に回るという構図は、 当サイトでレビュー済みの『超昂閃忍ハルカ』『超昂神騎エクシール』と共通しています。 シリーズを貫く設計思想だと言えます。
超昂シリーズ3本の比較
当サイトでレビューした超昂シリーズ3本を並べます。
| エスカレイヤー・リブート(本作)/超昂神騎エクシール/超昂閃忍ハルカ 廉価版 | |
| 価格 | 7,480円 / 7,480円 / 2,530円 |
| 容量 | 2.75GB / 3.36GB / 3.45GB |
| 声優 | 9名 / 11名 / クレジットなし |
| 解像度 | 1024×768 / 1280×720 / 800×600 |
| 体験版 | なし / あり(563MB) / なし |
同じ7,480円なら『超昂神騎エクシール』のほうが条件は上です。 容量・声優数・解像度・体験版のすべてで上回ります。
本作を選ぶ理由は、エスカレイヤーというキャラクターへの思い入れ、 あるいは2002年版のリメイクを見たいという動機に限られるでしょう。
なお本作はPlayDRM形式で、 体験版もサンプルムービーもありません。 動作環境はWindows 8/10、CPU Core i3以上、メモリ2GB以上、 VRAM 256MB以上、1024×768フルカラー、DirectX 9.0c以上です。
5軸スコアと評価の内訳
ボリューム(17点)と音声(17点)が最高値です。 シナリオ追加・イベント追加という増補と、 声優9名・全面録り直しという判断を評価しました。
コスパ(15点)が最も低い評価です。 7,480円という価格に対して、体験版がないこと、 そして重複対象が2つあることを踏まえた数字になります。 シナリオ(16点)は、シナリオライターのクレジットが 記載されていない点を差し引きました。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | 超昂天使エスカレイヤー・リブート |
|---|---|
| ブランド | ALICE SOFT |
| 価格 | 7,480円 |
| 販売日 | 2014年8月29日 |
| 作品形式 | アドベンチャー/変身ヒロイン育成ADV(音声あり・音楽あり) |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 0006453D) |
| 重複注意 | ①2002年版『超昂天使エスカレイヤー』のリメイク ②「アリス2010」収録の「ハルカvsエスカレイヤー」を特別収録 |
| ジャンルタグ | 着衣/メガネ/変身ヒロイン/屋外/緊縛/羞恥・恥辱/触手/しつけ/屈辱 ほか |
| イラスト | おにぎりくん、月餅 |
| 出演 | 鷹月さくら(エスカレイヤー/高円寺沙由香)、AYA(高円寺マドカ)、香澄りょう(霧谷遼子)、小次郎(高円寺源太郎)ほか計9名 ※主人公・柳瀬恭平はCV記載なし |
| リメイク内容 | 原画・彩色のリファイン/CG差分追加/一部シナリオ追加/新規敵シナリオ/新規怪人イベント・女怪人追加/戦闘システム刷新/声優変更なしで音声オール新規録り直し |
| ファイル容量 | 2.75GB(PlayDRM形式) |
| 動作環境 | Windows 8/10、CPU Core i3以上、メモリ2GB以上、VRAM 256MB以上(シェーダーVer2.0以上)、1024×768フルカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応 |
| 体験版 | なし(サンプルムービーもなし) |
良かった点・気になった点
良かった点
- 声優を変えずに音声を全面録り直すという、最もコストのかかる誠実な判断
- シナリオ追加・新規敵・女怪人追加と、増補が多岐にわたる
- 戦闘システムが刷新されている
- 「アリス2010」収録の特別コンテンツが同梱
- 主人公が供給役に回るというシリーズ共通の設計
- 2002年版から解像度が1024×768に向上
気になった点
- 重複対象が2つ(2002年版/アリス2010)。確認の手間がかかる
- 体験版もサンプルムービーもなく、購入前に一切試せない
- 同価格の『超昂神騎エクシール』が容量・声優数・解像度・体験版すべてで上回る
- シナリオ・音楽・企画のクレジットが記載されていない
- 解像度1024×768で、シリーズ後発作より狭い
- 対応OSがWindows 10までの記載で、11の記載がない
結論:誰が買うべきか
エスカレイヤーというキャラクターに思い入れがある人。 これが本命の対象です。 声優そのままで全面録り直しという判断は、 旧作を知っている人ほど価値が分かります。
超昂シリーズを初めて試すなら、本作より『超昂神騎エクシール』を勧めます。 同じ7,480円で容量・声優数・解像度が上、しかも体験版563MBがあります。 判断材料の量が決定的に違います。
2002年版または「アリス2010」を持っているなら、 購入履歴を確認してから決めてください。 重複対象が2つある以上、確認を省くと余分な支払いになります。 追加要素の量を見て、それでも価値があると判断できるなら買いです。