ようこそ!スケベエルフの森へ
7,480円ルネ/2.95GB・声優7名・体験版1.03GB
ルネの「ようこそ!スケベエルフの森へ」は、 キャッチに「異世界のスケベエルフ達を子種で救うADV」と掲げる一本です。 価格は7,480円、容量2.95GB、声優7名。
スコアは100点満点中80点。 絵と世界観は水準以上ですが、7,480円という価格に対して容量2.95GBという バランスが、コスパ評価を押し下げています。
エルフとダークエルフの対立という骨組み
舞台は女性しか存在しないエルフの世界アルフヘイム。 命と魔力の源である神樹が枯れ始め、種族が絶滅の危機に瀕しています。 エルフたちはお告げに従い、異世界から救世主――つまり主人公を召喚する、という導入です。
評価したいのは、ここに勢力争いが乗っている点です。 物語にはエルフ側とダークエルフ側の対立があり、 神樹の独占を狙うダークエルフの侵攻という筋が絡んできます。
単に「異世界に呼ばれてハーレム」で終わらせず、 神樹という限られた資源を巡る政治的な対立を用意したことで、 ヒロインごとの立場に意味が生まれています。 誰に肩入れするかが、そのまま勢力への態度になる構造です。
シナリオは和知まどか、イラストは葵渚。 原画1名体制なので、7名のヒロイン全員で絵柄が完全に統一されています。
ヒロイン7名、全員に身長設定がある
本作のキャラクター設定で目を引くのが、 ヒロイン全員に身長が明記されている点です。
| ルーシェ・メネルミア | CV:御苑生メイ/162cm |
|---|---|
| イヴリン・ケレブリアン | CV:片倉ひな/167cm/ダークエルフ |
| フィリス・ハガルヘルム | CV:花南/157cm/ハイエルフ |
| ノル | CV:あかしゆき/145cm/エルダーエルフの大長老 |
| デルヴァ・ケレブリアン | CV:櫻井ありす/174cm/ダークエルフの女将軍 |
| エルダ・バルレッド | CV:杉原茉莉/178cm/ダークエルフ |
| ミズリィ・ステントレーム | CV:長原杏子/169cm/ダークエルフ族長 |
145cmから178cmまで、33cmの幅があります。 これは偶然ではなく設計です。 身長差がそのままキャラクターの立ち位置と関係性に反映されるため、 7名を並べたときに印象が被りません。
さらに、エルフ/ハイエルフ/エルダーエルフ/ダークエルフと 種族も細かく分けられています。 大長老のノルが145cmで最も小柄、女将軍のデルヴァが174cm、族長のミズリィが169cm。 地位と体格が単純に比例しない配置は、丁寧な仕事だと言えます。
体験版1.03GBが購入前の保険になる
本作には体験版(1.03GB)と サンプルムービー(137.62MB)が用意されています。
7,480円という価格は、今回レビューした作品の中では中~上位に入ります。 この金額を払う前に1GB分を試せるのは実質的な保険です。 葵渚の絵柄が合うかどうか、7名のキャストが期待どおりかどうかを 購入前に判断できます。
動作環境はWindows 7/8.1/10、CPU Pentium 4 1.6GHz以上、 メモリ1.0GB以上、VRAM 256MB以上、1280×720フルカラー。 要求は軽く、まず引っかかることはないでしょう。 ただしPlayDRM形式なので、オフライン環境での利用を 想定している人は仕様を確認してください。
5軸スコアと評価の内訳
ビジュアル(17点)と音声(17点)が高評価です。 原画1名による統一感と、ヒロイン7名に対してキャスト7名という 過不足のない配分が効いています。
コスパ(15点)が最も伸びませんでした。 7,480円に対して容量2.95GBという比率は、 同価格帯の作品と並べると見劣りします。 参考までに、7,920円の『ドーナドーナ』は3.16GBでRPG要素付き、 3,080円の『ゴスデリ』は5.89GBです。 音声(15点)ではなくボリューム(16点)が 頭打ちになっているのは、この容量が理由です。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | ようこそ!スケベエルフの森へ |
|---|---|
| ブランド | ルネ |
| 価格 | 7,480円 |
| 販売日 | 2017年4月28日 |
| 作品形式 | アドベンチャー/異世界のスケベエルフ達を子種で救うADV(音声あり・音楽あり) |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 1700164D) |
| ジャンルタグ | おっぱい/着衣/エルフ・妖精/ハーレム/初体験/ファンタジー/褐色・日焼け ほか |
| シナリオ | 和知まどか |
| イラスト | 葵渚 |
| 出演 | 御苑生メイ、片倉ひな、花南、あかしゆき、櫻井ありす、杉原茉莉、長原杏子(計7名) |
| ファイル容量 | 2.95GB(PlayDRM形式) |
| 動作環境 | Windows 7/8.1/10、CPU Pentium 4 1.6GHz以上(推奨2.4GHz以上)、メモリ1.0GB以上(推奨2.0GB以上)、VRAM 256MB以上(推奨512MB以上)、1280×720フルカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応 |
| 体験版 | あり(1.03GB)/サンプルムービーあり(137.62MB) |
良かった点・気になった点
良かった点
- 神樹を巡る勢力対立が乗っており、単なるハーレムで終わらない
- ヒロイン7名に145cm〜178cmの身長差があり、印象が被らない
- エルフ/ハイエルフ/エルダーエルフ/ダークエルフと種族が細分化されている
- 原画が葵渚単独で、全キャラの絵柄が完全に統一されている
- 体験版1.03GBとサンプルムービーの両方が用意されている
- 動作環境が軽く、古い環境でも動く
気になった点
- 7,480円に対して容量2.95GBは、同価格帯と比べて割高感がある
- 解像度1280×720で、現行のフルHD作品には及ばない
- 音楽担当のクレジットが記載されていない
- プレイ時間・シナリオ量の記載がない
- PlayDRM形式のため、オフライン環境では仕様の確認が必要
結論:誰が買うべきか
エルフというモチーフが好きで、7名分の描き分けを楽しみたい人に向いています。 身長・種族・立場が全員違うため、 ハーレムものにありがちな「誰を選んでも同じ」という事態が起きません。 葵渚の絵が刺さるなら、7,480円は十分に回収できます。
容量あたりの単価を重視する人には勧めにくいのが正直なところです。 同じ予算なら、今回レビューした中にもっと物量のある作品が複数あります。 本作を選ぶ理由は、あくまで絵と世界観への好みです。
判断は体験版1.03GBに委ねるのが確実です。 7,480円という金額に対して1GB分を試せるのだから、使わない理由がありません。 ここで絵と声が合うと確信できたなら、迷わず買ってよい水準の作品です。