時計仕掛けのレイライン ─朝霧に散る花─
6,050円UNiSONSHIFT/1.92GB・声優20名・体験版1.06GB
UNiSONSHIFTの「時計仕掛けのレイライン ─朝霧に散る花─」は、 キャッチが「昼と夜の学園ブレイクスルーAVG」という一本です。 価格6,050円、容量1.92GB、声優20名。
スコアは100点満点中87点。 当サイトでレビューしたレイライン3部作の中で最高評価になりました。
これはシリーズ完結編です
キャラクター紹介にも第一章(黄昏時の境界線)への言及が2箇所あります。 壬生鍔姫は第一章で魔女の才能が開花、 村雲静春は第一章のある事件をきっかけに特査メンバーになる――。 前作を前提にした人物描写になっているということです。
物語は、私立天秤瑠璃学園に夜ごと現れていた「夜の世界」が崩壊し、 「夜の生徒」たちが消え去った後から始まります。 主人公たちは20年前に学園で起きた火事がすべての原因ではないかと考え、 消えた仲間・烏丸小太郎と再会するため事件の詳細を調べ始める。
一方、姿を消していた学園長・九折坂二人は 「夜の世界」復活のため密かに動き出す。 時を操る魔女クラール・ラズリットの行方など、 学園にまつわる謎が明かされる完結章です。
なお主人公が久我三厳に変わっており、 前作までの主人公久我満琉(CV:shizuku)は 妹として登場します。 完結編で主人公を交代させるという判断は珍しく、 シリーズを追ってきた読者への仕掛けとして機能しているはずです。
声優20名という編成の意味
クレジットされた声優は20名。 3部作の推移を見ると、増え方がはっきりしています。
| 第1作 ─黄昏時の境界線─ | 2012年/声優12名/1.16GB |
|---|---|
| 第2作 ─残影の夜が明ける時─ | 2013年/声優17名/1.44GB |
| 第3作 ─朝霧に散る花─(本作) | 2015年/声優20名/1.92GB |
作を重ねるごとに声優も容量も増えている。 完結編が最も厚い、という理想的な推移です。
しかも14名がキャラクターと対応づけて記載されています。 烏丸小太郎(CV:門倉宗一)、鹿ケ谷憂緒(CV:森谷実園)、 リト(CV:鶴屋春人)、九折坂二人(CV:小倉結衣)、 アンデル(CV:柚原みう)、 アーデルハイト(CV:白月かなめ)、ルイ(CV:有村祥)、 アーリック(CV:ますおかゆうじ)、村雲春霞(CV:野神奈々)、 壬生鍔姫(CV:かわしまりの)、村雲静春(CV:古河徹人)、 花立睦月(CV:倉田まりや)、久我満琉(CV:shizuku)。
第2作から続投しているキャストが多い点も見逃せません。 門倉宗一、森谷実園、白月かなめ、有村祥は第2作にも出演しており、 シリーズを通した声の連続性が保たれています。
3部作をどの順で読むべきか
当サイトでレビューした3本を、購入判断の観点で整理します。
| 第1作(79点) | 6,050円/1.16GB/声優12名/体験版なし/ソフト電池 |
|---|---|
| 第2作(83点) | 6,050円/1.44GB/声優17名/体験版なし/ソフト電池 |
| 第3作(本作・87点) | 6,050円/1.92GB/声優20名/体験版1.06GB/ソフト電池 |
3本とも同価格6,050円、3本ともソフト電池形式。 違いは容量・声優数・体験版の有無だけです。
したがって推奨する順序はこうなります。
- まず本作の体験版1.06GBを落として、絵柄・ソフト電池の動作を確認
- 合いそうなら第1作『黄昏時の境界線』から順に購入
- 最後に本作で完結
本作の体験版を第1作の試用版として使うという逆順の使い方です。 体験版がない2本のために、本作の体験版を先に触る。これが最も無駄がありません。
5軸スコアと評価の内訳
音声(19点)が最高値です。 声優20名、うち14名がキャラクター対応で明記、 さらに第2作からの続投が多い。シリーズ完結編としての厚みが出ています。
シナリオ(18点)も、20年前の火事という伏線回収と 主人公交代という仕掛けを評価しました。 ビジュアル(16点)は1280×720という解像度、 ボリューム(17点)とコスパ(17点)は 6,050円に対する1.92GBという比率を反映しています。
作品スペック一覧
| 正式タイトル | 時計仕掛けのレイライン ─朝霧に散る花─ |
|---|---|
| ブランド | UNiSONSHIFT |
| 価格 | 6,050円 |
| 販売日 | 2015年8月14日 |
| 作品形式 | アドベンチャー/昼と夜の学園ブレイクスルーAVG(音声あり・音楽あり) |
| 年齢指定 | R-18(ソフ倫受理番号 0006995D) |
| ジャンルタグ | シリーズもの/制服/学校・学園/純愛/ファンタジー/魔法/巨乳・爆乳 |
| シリーズ | 完結編。第一章『黄昏時の境界線』への言及が複数あり、前作の把握が前提 |
| シナリオ | 西ノ宮勇希、風間ぼなんざ、市川環 |
| イラスト | うらび、ぺろ |
| 出演 | 門倉宗一(烏丸小太郎)、森谷実園(鹿ケ谷憂緒)、鶴屋春人(リト)、小倉結衣(九折坂二人)、柚原みう(アンデル)、白月かなめ(アーデルハイト)、有村祥(ルイ)、ますおかゆうじ(アーリック)、野神奈々(村雲春霞)、かわしまりの(壬生鍔姫)、古河徹人(村雲静春)、倉田まりや(花立睦月)、shizuku(久我満琉)ほか計20名 ※主人公・久我三厳はCV記載なし |
| ファイル容量 | 1.92GB(ソフト電池形式) |
| 動作環境 | Windows Vista/7/8、CPU Pentium 4 1.3GHz以上(推奨2.0GHz以上)、メモリ1GB以上(推奨2GB以上)、VRAM 256MB以上(Aeroモード使用時384MB以上)、1280×720フルカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応 |
| 体験版 | あり(1.06GB)/サンプルムービーあり(219.36MB) |
良かった点・気になった点
良かった点
- 声優20名。3部作で最多かつ14名がキャラクター対応で明記
- 第2作からのキャスト続投が多く、声の連続性がある
- 作を重ねるごとに声優・容量が増える理想的な推移
- 完結編で主人公を交代させ、前作主人公を妹として配置
- 20年前の火事という伏線を回収する構成
- 3部作で唯一、体験版1.06GBがある
気になった点
- 完結編のため、前作を知らないと状況が掴めない
- ソフト電池形式。採用例が少なく動作確認が必要
- 対応OSがWindows 8まで。現行環境での動作は保証外
- 6,050円に対して容量1.92GBは、比率としてやや控えめ
- 音楽・企画のクレジットが記載されていない
- 声優20名のうち6名はキャラクターとの対応が不明
結論:誰が買うべきか
レイライン3部作を追ってきた人には、当然の完結編です。 声優20名、伏線回収、主人公交代という仕掛け。 シリーズを締める作品として不足はありません。
シリーズ未経験なら、本作から買ってはいけません。 ただし体験版1.06GBだけは先に落としてください。 3部作で唯一の試用手段であり、 第1作・第2作を買うかどうかの判断もここでできます。
ソフト電池形式である点も、体験版で確認できます。 PlayDRMより採用例が少ない方式なので、 3本まとめて18,150円を投じる前に、必ず動作を確かめるべきです。