グリザイアの迷宮

7,124円

フロントウイング/5.45GB・声優9名・体験版259MB

DLsiteで詳細を見る

フロントウイングの「グリザイアの迷宮」は、 当サイトでレビューした『グリザイアの果実』(82点)の続編です。 価格7,124円、容量5.45GB、声優9名。

スコアは100点満点中81点。 『果実』の82点に1点届きませんでした。 その理由ははっきりしています。

『果実』から声優が7名→9名に増えている

まず2作を並べます。

迷宮(本作)/果実
スコア81点 / 82点
価格7,124円 / 7,124円(同額)
発売2013年4月12日 / 2012年4月13日(ちょうど1年後)
容量5.45GB / 6.29GB
声優9名・全員役名対応あり / 7名・うち2名は対応なし
シナリオ5名 / 4名
イラスト3名(同じ) / 3名(同じ)
体験版259.04MB+ムービー82.61MB / 697.73MB+ムービー117.44MB
キャストの記載は本作のほうが丁寧です 『果実』は声優7名のうち2名(まきいづみ・楠鈴音)の役名が不明でした。 本作は9名全員に役名の対応が明記されています。 しかも増えた2名は、その不明だった2名を含みます。
一色ヒカル榊 由美子
雪見そら周防 天音
羽仁麗松嶋 みちる
民安ともえ入巣 蒔菜
岡村美佳沙小嶺 幸
青山ゆかり風見 一姫(本作で追加)
まきいづみ橘 千鶴(果実では役名不明だった)
楠鈴音春寺 由梨亜(果実では役名不明だった)
かわしまりの日下部 麻子(本作で追加)

『果実』で名前だけ並んでいた2名が、 本作では役名つきで登場していることになります。 続編で脇役が前に出てくるという構成が読み取れます。

「風見一姫」は主人公・風見雄二と同じ姓です。 主人公の関係者が新たに登場すると分かります。 主人公・風見雄二にCV記載はありません。

シナリオも4名から5名に増えています。 木緒なち/藤崎竜太/桑島由一/かづやは『果実』と共通、 鳴海瑛二が本作で追加されました。

イラストは渡辺明夫/フミオ/ななかまいの3名で『果実』と同じ。 絵柄は完全に継続しています。

ヒロインの「その後」を描く構成

ジャンルタグの変化が、本作の性格を示しています。

迷宮(本作)お姉さん/制服/メイド/学校・学園/ギャグ/コメディ/純愛/シリアス/ミリタリー/ラブラブ・あまあま/ツンデレ/アナル 計12件
果実感動/つるぺた/制服/メイド/学校・学園/純愛/初体験/ツンデレ/アナル/巨乳・爆乳/処女 計11件
タグの方向が変わっています 『果実』は「感動」が先頭でしたが、 本作は「ギャグ」「コメディ」「ラブラブ・あまあま」が加わり、 同時に「シリアス」「ミリタリー」も入っています。 軽い方向と重い方向の両方に幅が広がったことになります。

あらすじもそれを裏づけます。 時間に追われる日々を生きてきた少年が、 平穏な日々のなかで自分と似た少女たちと出会い、 その干渉をきっかけに少女たちの「灰色の果樹園」が再び色づき始める。

「永遠は手に入れられないが、掴んだ手を放さずにいることはできる」という 少年の決意が語られる、という構成です。

各ヒロインの「現在の状況」が紹介されている点が特徴です。

由美子変化が描かれる
天音事件後の日々
みちる「ウザいツンデレ」への躍進
蒔菜一時帰国
幸結婚を前にした決意

5名とも『果実』の続きにあたる状況です。 「結婚を前に」「事件後」「一時帰国」―― 前作を読んでいないと文脈が分かりにくいということでもあります。

本作は『果実』を読んでから買うべきだと考えてください。

体験版が果実の3分の1しかない

これが1点差の理由です 本作の体験版は259.04MB。 『果実』の697.73MBに対して約37%、 3分の1強しかありません。

本編5.45GBに対する比率は約5%。 ムービー82.61MBを足しても約6%です。

果実(7,124円)体験版698MB+ムービー117MB/本編6.29GB=約13%
本作(7,124円)体験版259MB+ムービー83MB/本編5.45GB=約6%

同額の続編で、試せる量が半分以下になっています。 7,124円という高額商品で、判断材料が減っているということです。

ただし続編なので、 前作を読んでいれば絵柄も文章も既知です。 体験版の重要度は前作より下がるという見方もできます。

動作環境は『果実』と同じ制約を抱えています。 対応OSはWindows XP/Vista/7で、 8以降の記載がありません。 解像度も1024×576ハイカラーで、 画面も色数も低い表記です。

DRM形式の表記はありません。 起動認証の制約はないので、 問題になるのはOSとの相性だけです。

5軸スコアと評価の内訳

81/100
ボリューム16
ビジュアル16
シナリオ18
コスパ14
音声17

シナリオ(18点)が最高値で、『果実』と同点です。 シナリオ5名体制と、 ヒロイン5名それぞれの「その後」を扱う構成を評価しました。

音声(17点)は『果実』より高い。 9名全員に役名の対応があるためです。 『果実』は7名中2名が不明でした。

コスパ(14点)が最低評価です。 同額なのに体験版が『果実』の3分の1強という点、 対応OSがWindows 7までで解像度も1024×576ハイカラーという点を 差し引きました。

作品スペック一覧

正式タイトルグリザイアの迷宮
ブランドフロントウイング
作品形式アドベンチャー(音声あり・音楽あり) ※形式欄の説明文なし
価格7,124円 ※『グリザイアの果実』と同額
販売日2013年4月12日(『果実』のちょうど1年後)
年齢指定R-18(ソフ倫受理番号 0005507D)
ジャンルタグお姉さん/制服/メイド/学校・学園/ギャグ/コメディ/純愛/シリアス/ミリタリー/ラブラブ・あまあま/ツンデレ/アナル 計12件
シナリオ木緒なち、藤崎竜太、桑島由一、かづや、鳴海瑛二 計5名 ※鳴海瑛二が本作で追加
イラスト渡辺明夫、フミオ、ななかまい 計3名 ※『果実』と同じ
音楽記載なし
出演一色ヒカル(榊由美子)、雪見そら(周防天音)、羽仁麗(松嶋みちる)、民安ともえ(入巣蒔菜)、岡村美佳沙(小嶺幸)、青山ゆかり(風見一姫)、まきいづみ(橘千鶴)、楠鈴音(春寺由梨亜)、かわしまりの(日下部麻子) 計9名/全員役名対応あり ※主人公・風見雄二はCV記載なし
ファイル容量5.45GB(DRM形式の記載なし)
動作環境Windows XP/Vista/7、CPU PentiumIII 1GHz以上、メモリ512MB以上(推奨1GB以上/Vista・7は1GB以上・推奨2GB以上)、VRAM 64MB以上(推奨128MB以上/Vista・7は128MB以上・推奨256MB以上)、1024×576ハイカラー、DirectX 9.0c以上 ※Mac非対応/Windows 8以降の記載なし
体験版あり(259.04MB/『果実』の697.73MBの約37%)
サンプルムービーあり(82.61MB)

良かった点・気になった点

良かった点

  • 声優9名全員に役名の対応が明記されている(果実は7名中2名が不明)
  • 果実で不明だった2名が、本作では役名つきで登場
  • シナリオが4名→5名に増え、原画3名は果実と同じで絵柄が継続
  • ヒロイン5名それぞれの「その後」が紹介されている
  • タグに「シリアス」「ミリタリー」「ギャグ」が加わり幅が広い
  • DRM形式の記載がなく、起動認証の制約がない

気になった点

  • 体験版259.04MBは『果実』の3分の1強。同額なのに試せる量が半減
  • 容量5.45GBも『果実』の6.29GBより小さい
  • 対応OSがWindows 7まで。8以降の記載がない
  • 解像度1024×576ハイカラーで画面も色数も低い
  • 前作を読んでいないと文脈が分かりにくい
  • 音楽のクレジットが記載されていない

結論:誰が買うべきか

『グリザイアの果実』を読んだ人。 これが本作の対象です。 ヒロイン5名の「その後」を扱う構成なので、 前作の文脈がないと成立しません。

逆に果実を読んだなら、本作は買う価値があります。 声優9名全員に役名があり、 果実で名前だけだった2名が役名つきで登場する。 シナリオも5名体制に増えています。

未プレイなら『果実』(82点/同額7,124円)からです。 体験版が697.73MBと本作の約2.7倍あるので、 合うかどうかの判定もそちらのほうが確実です。

2作とも対応OSはWindows 7までという点は共通の弱点です。 現行環境で動くかどうかは、 果実の体験版697.73MBで確かめるのが最も確実です。 同じブランド・同じエンジンなので、 果実が動けば本作も動く可能性が高いと考えられます。

グリザイアの迷宮

7,124円

フロントウイング/5.45GB・声優9名・体験版259MB

DLsiteで詳細を見る

他のレビューも読む