カスタムメイド3D2

8,580円

Kiss/15.08GB・VR対応・体験版1.07GBあり

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Kissの「カスタムメイド3D2」は、2015年発売のメイド育成シミュレーションです。 価格は8,580円、容量は15.08GB。 今回レビューした11作品の中で単体としては最大のファイルサイズを持っています。

スコアは100点満点中80点。 発売から10年が経過してなお現役で販売され続けている作品で、 古さと物量が同居しているという評価になりました。

2015年の作品が今も売られている理由

本作は『カスタムメイド3D』の続編にあたります。 中核にあるのはキャラクターエディットで、 プリセットからの選択とランダム編集の両方に対応しています。

ゲーム部分は明確にシミュレーションです。 主人公は資産家の叔父から「理想のメイドをつけるからクラブを引き継がないか」と誘われ、 口車に乗って『エンパイアクラブ』を継ぐ。 ところが引き継いだ後に、そこが秘密クラブであることと、 権利と併せて莫大な借金まで背負ったことを知らされます。 借金返済のため、自ら作り上げたメイドとクラブ再建に挑む――という構図です。

日々の運営はスケジュール制で進行します。 昼はサロンでの仕事や習い事でステータスを上げ、夜は接客で収入を得る。 メイドとの契約タイプはフリーと専属から選べ、 ゲーム内ショップ、ダンス鑑賞、VIP接待依頼といった要素が用意されています。

「作る」「育てる」「稼ぐ」のループがきちんと閉じているのが本作の強みです。 物語を読み進める作品ではなく、システムを回し続ける作品。 10年間売られ続けている理由は、この構造が陳腐化しにくいことにあります。

VR対応という飛び道具

本作の特徴として販売ページに明記されているのがVR対応です。 メーカー公式で「カスタムメイド3D2 VR β」パッチが配布されており、 これを適用することでVR環境での利用が可能になります。

2015年の作品でVRに手を伸ばしているというのは、当時としてはかなり早い動きです。 3Dキャラクターを自分で作り込む作品とVRの相性は言うまでもなく、 本作の価値を一段押し上げている要素と言えます。

ただし名称のとおりβ版である点は留意してください。 正式リリースではないため、環境によっては期待どおりに動かない可能性があります。 VR目的で購入を検討しているなら、この点は織り込んでおくべきです。

もうひとつ見逃せないのがDLsite.comオリジナルのコスチュームプラグインです。 ディルちゃん、エルちゃん、サイちゃんの衣装が無料で配信されており、 『カスタムメイド3D2』および『カスタムメイド3D2 with Chu-B Lip』に対応します。 DLsiteで買う理由がここにあると言ってよいでしょう。 なお本編を導入していない状態では適用できません。

声優3名という思い切った割り切り

キャストは3名のみ。ツンデレ(CV:佐倉もも花)、クーデレ(CV:手塚りょうこ)、 純真(CV:御苑生メイ)という構成です。

注目すべきは、キャラクター名ではなく性格に対して声が割り当てられている点です。 自分で作ったメイドに3つの性格のいずれかを与え、それに応じた声が付く。 キャラクリエイト系の作品として理にかなった設計で、 後発の『アイコミ』が25性格まで拡張していったのと同じ思想の原型がここにあります。

とはいえ3種類という数は現在の基準では少ないのも事実です。 複数のメイドを作り込むほど、声のバリエーションの少なさは気になってきます。 ここは10年という時間の差として受け止めるほかありません。

5軸スコアと評価の内訳

80/100
ボリューム18
ビジュアル16
シナリオ14
コスパ17
音声15

ボリューム(18点)が最高評価です。15.08GBという容量に加え、 育成シミュレーションとして終わりのない遊び方ができる構造が効いています。 コスパ(17点)も、8,580円で10年遊べる設計という点を評価しました。

シナリオ(14点)は設計思想どおりの点数です。 借金返済という動機づけはあるものの、読み物としての作り込みは主眼ではありません。 音声(15点)は声優3名という編成が響きました。 ビジュアル(16点)は、VR対応という先進性と 2015年製の3Dモデルという古さを相殺した結果です。

作品スペック一覧

正式タイトルカスタムメイド3D2
ブランドKiss
価格8,580円
販売日2015年9月25日
作品形式シミュレーション/メイド育成シミュレーション(音声あり・音楽あり)/VR対応
年齢指定R-18(ソフ倫受理番号 0007410D)
ジャンルタグ3D作品/着衣/主従/メイド/初体験/ツンデレ/しつけ ほか
出演佐倉もも花(ツンデレ)、手塚りょうこ(クーデレ)、御苑生メイ(純真)
システムキャラクターエディット(プリセット/ランダム編集)、日毎のスケジュール制(昼=サロン仕事・習い事、夜=接客)、契約タイプ(フリー/専属)、ゲーム内ショップ、ダンス鑑賞、VIP接待依頼
追加コンテンツDLsite.comオリジナル・コスチュームプラグインを無料配信(ディルちゃん/エルちゃん/サイちゃんの衣装)/メーカー公式で「VR β」パッチを配布
ファイル容量15.08GB
動作環境Windows 7/8/8.1、CPU Core i5(4コア)2.5GHz以上、メモリ3GB以上(32bit OS)/8GB以上、GPU GeForce GTX 400シリーズ以上(推奨 GTX 500シリーズ以降のミドルレンジ以上)、1280×720フルカラー、DirectX 11以上 ※Mac非対応
体験版あり(約1.07GB)/サンプルムービーあり(約187MB)
シリーズ『カスタムメイド3D』の続編

良かった点・気になった点

良かった点

  • 容量15.08GBで、単体作品としては今回最大の物量
  • 「作る・育てる・稼ぐ」のループが閉じており、終わりなく遊べる
  • VRβパッチにより、3Dキャラクリエイトをそのままの環境で楽しめる
  • DLsiteオリジナルのコスチュームプラグインが無料配信されている
  • 体験版が約1.07GBと大きく、サンプルムービーも用意されている
  • 性格に対して声を割り当てる設計が、キャラクリエイトと噛み合っている

気になった点

  • 対応OSがWindows 8.1まで。現行環境での動作は保証外
  • 2015年製の3Dモデルで、現行作品と比べると造形の古さが出る
  • 声優3名のみ。複数のメイドを作ると声の重複が気になる
  • 読み物としてのシナリオはほぼ用意されていない
  • VR対応はあくまでβ版で、正式リリースではない
  • GTX 400シリーズ以上のグラフィックボードが必要

結論:誰が買うべきか

キャラクターを作り込んで長く遊びたい人に向いています。 物語を消費して終わる作品ではなく、システムを回し続ける作品なので、 8,580円という金額は遊んだ時間で確実に回収できます。 VR環境を持っているなら、その価値はさらに上がります。

最新の3D表現を求める人には向きません。 2015年の作品である以上、造形とテクスチャの古さは避けられません。 現行水準のキャラクリエイトを求めるなら、 同じくレビュー済みの『アイコミ』を検討したほうが期待に沿うでしょう。

いずれにせよ体験版(約1.07GB)を必ず先に落としてください。 対応OSがWindows 8.1までである以上、現行環境で動く保証はありません。 1GB超という体験版の規模なら、動作確認と手触りの両方を十分に確かめられます。

カスタムメイド3D2

8,580円

Kiss/15.08GB・VR対応・体験版1.07GBあり

DLsiteで詳細を見る

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