【二次エロ】ツンデレ幼馴染をらぶハメマッサージ【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■ 秘密の指先

「また勝手に冷蔵庫開けてないだろうな！」

　ひときわ大きな声が、私の部屋に響き渡った。ドアの向こうから聞こえるその声は、誰のものか聞くまでもない。幼馴染の、そしてこの私が「ツンデレ」と断言する、花咲 葵（はなさき あおい）の声だ。

「別に！　お腹空いてただけだもん！」

　私は枕に顔を埋めながら、精一杯の反論を試みた。でも、彼女の鋭い指摘に、内心ドキリとしたのは事実だ。葵は、私の行動を逐一監視しているかのようで、その観察眼にはいつも舌を巻く。

「お腹空いてたからって、夜中に勝手に人の家の冷蔵庫を漁るのが普通かよ！　お前、本当にどうしようもないな！」

　ドアが勢いよく開けられ、そこに現れた葵は、いつも通りの怒った表情で私を睨みつけていた。黒髪は肩まで伸び、切れ長の瞳は細められ、まるで猫のようだ。だけど、その瞳の奥に隠された優しさや、時折見せる照れた顔を知っているのは、この私だけだろう。

　私たちは、物心ついた頃からずっと一緒だった。家も隣同士で、まるで兄妹のように育った。でも、いつからか、私の心の中には、妹を見るような感情とは違う、特別な感情が芽生えていた。それは、葵も同じなのかもしれない。時折、彼女の視線が私に絡みつくと、ドキドキしてしまって、まともに顔を見られなくなるのだ。

「だって、どうしても食べたかったんだもん」

　私は、まだ枕に顔を埋めたまま、ぶっきらぼうに答えた。本当は、昨晩、葵が作ってくれたクッキーが、どうしてももう一度食べたかったのだ。あの、少し甘さ控えめで、サクサクした食感のクッキー。葵の手作りのお菓子は、どれも絶品で、私の心を鷲掴みにする。

「はぁ…もう、いい加減にしろよな。そんなに腹減ってるなら、ちゃんと俺に言えってんだ。こんな夜中に冷蔵庫漁るなんて、子供じゃねぇんだから」

　葵は、ため息をつきながら、私のベッドの端に腰掛けた。その肩が、少しだけ丸まっているのが見える。本当は、怒っているふりをして、心配してくれているのが、私にはお見通しだ。

「別に、葵に迷惑かけたくなかったし」

　そう言うと、葵はさらに顔をしかめた。

「誰が迷惑だって言った！　お前が勝手にそう思い込んでるだけだろ。俺はお前が、変なものを食べてお腹壊すのが心配なんだよ」

　それは、いつもの葵の決まり文句。でも、その言葉の裏に隠された、葵の優しさを私は知っている。

「…ごめん」

　素直に謝ると、葵は少しだけ表情を和らげた。

「…まあ、もういい。それより、腹減ってるなら、なんか食うか？」

　おずおずと顔を上げると、葵はちょっと視線を逸らしながら、ぶっきらぼうに言った。その頬が、ほんのり赤く染まっているように見えたのは、気のせいだろうか。

「え、いいの？」

「当然だろ！　俺がそんなこと言うような人間だってこと、お前なら知ってるだろ？」

　そう言って、葵は立ち上がり、キッチンへと向かった。私は、その背中を追いかけるように、ベッドから這い出した。

　キッチンでは、葵が冷蔵庫から牛乳と、なぜか蜂蜜を取り出していた。

「牛乳と蜂蜜？」

「なんだよ、文句あんのか？」

「いや、別に。ただ、なんか珍しいなって」

　葵は、スプーンで蜂蜜をすくい、牛乳に混ぜながら、ぶっきらぼうに言った。

「お前、最近なんか疲れてるだろ？　なんか、肩とか凝ってるみたいだし」

　その言葉に、私はドキリとした。確かに、最近仕事で無理をしていたし、肩や首の凝りがひどかった。でも、まさか葵がそれに気づいているとは。

「なんで、わかるの？」

「…なんとなく」

　葵は、そう言って、牛乳と蜂蜜が混ざったコップを私に手渡した。

「これ飲んで。ちょっとは、楽になるだろ」

　私は、そっとコップを受け取った。温かい牛乳が、じんわりと体に染み渡る。そして、蜂蜜の優しい甘さが、口の中に広がる。

「…美味しい」

「そっか」

　葵は、私の言葉に、少しだけ嬉しそうな表情を見せた。

　しばらく無言で牛乳を飲んでいると、葵がふと、私の肩に手を置いた。

「…ほら、やっぱり凝ってる」

　葵の指先が、私の肩に触れた。その指先から伝わる温かさが、私の体にじんわりと広がる。

「え、どこ？」

　私は、首を傾げた。

「ここ。ここも」

　葵の指先は、私の肩や首筋を、優しく、でも的確に押していく。それは、まるで、私の体の声を聞いているかのようだ。

「うわ、なんか、すごい…」

　葵の指先が触れるたびに、凝り固まっていた筋肉が、じんわりとほぐれていくのがわかる。まるで、長年溜まっていた疲れが、一気に流れ出すようだ。

「…強すぎねぇか？」

　思わず、そう呟くと、葵は少しだけ指に力を込めた。

「我慢しろよ。これが、一番効くんだから」

　葵の言葉には、少しだけ強引さがあった。でも、その強引さの裏に隠された、私への気遣いが、私には痛いほど伝わってくる。

　葵の指先は、私の肩から首筋へ、そして後頭部へと移動していく。その一つ一つの動きが、私の体に心地よい刺激を与えていく。まるで、魔法にかかったみたいだ。

「…なんか、眠くなってきた…」

　目を閉じると、葵の指先だけが、私の体を優しく包み込んでいるような感覚になる。その温かさと、心地よい刺激が、私の心を次第に穏やかにしていく。

「寝てろよ。俺が、ちゃんと見ててやるから」

　葵の声は、いつになく優しかった。その声に、私は安心して、ゆっくりと眠りへと落ちていった。

　どれくらいの時間が経っただろうか。ふと目を覚ますと、葵はまだ、私の隣に座っていた。そして、私の肩に優しく手を添えている。

「…起きたか」

「うん…」

　葵の顔を見ると、そこには、さっきまでの怒った表情は微塵もなく、穏やかな笑みが浮かんでいた。

「なんか、楽になった？」

「うん、すっごく楽になった。ありがとう、葵」

　私は、素直に感謝の言葉を伝えた。

　葵は、私の言葉に、少しだけ照れたように、視線を逸らした。

「…別に、大したことじゃねぇよ」

　その言葉とは裏腹に、葵の指先は、私の肩を優しく撫でている。その温かさが、私の心にじんわりと染み渡る。

「でも、本当に助かったよ。私、葵がいないとダメだなって、つくづく思う」

　そう言うと、葵は、私の肩に置いた手を、そのまま私の髪を撫でるように動かした。

「…ばか。俺がお前を、ほっとくわけねぇだろ」

　葵の言葉は、ぶっきらぼうなのに、その優しさが、私の胸に強く響いた。

　私は、葵の顔をじっと見つめた。その切れ長の瞳に、自分の顔が映っている。そして、その瞳の奥に、私だけに見せてくれる、優しい光が宿っているのを、私は見つけた。

　いつか、この秘密の指先が、もっと深い場所へ触れてくる日が来るのかもしれない。そう思うと、私の心臓は、ドキドキと高鳴り始めた。

　葵は、私の心臓の音に気づいたのか、少しだけ顔を赤らめた。そして、その指先で、私の頬を優しく撫でた。

「…顔、赤いぞ」

　その言葉に、私はさらに顔を赤らめた。

　私たちは、しばらくの間、言葉もなく、ただお互いの温もりを感じ合っていた。そして、その静かな空間の中で、私たちの間に、言葉にならない、特別な感情が、ゆっくりと育まれていくのを感じていた。

　ツンデレな幼馴染の、秘密の指先。それは、私の心を、優しく、そして確かに、温めてくれる、かけがえのない宝物なのだ。