【二次エロ】蒼キ光と魔剣の鍛冶師_全年齢版【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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謎の案内人

ドロエル

CV:雨宮涼


「侵食も、呪いも、何もかも…

　私が全て受け止めるから…」


純白なる聖騎士

レツィア

CV:浅木式


「クジュフのご加護が、

　あなたに前に進む力を与えるように。」







わんぱくトレジャーハンター

スキュワー

CV:藤村莉央


「串焼きの次に、

　キラキラなお宝が大好きだにゃ♪」


頼れる修理屋

シャノア

CV:緑野らいむ


「どう?出発前の景気づけに、

　お姉ちゃんと飲まない?」







怒れる魔の手

スタンガ

CV:竹早芽衣


「貸してやった力を上手く使って、

　アタシとの取引をやり遂げろ。」


瀟洒たる統治者

ノクセル

CV:かづき葵


「次に目を開けた時…

　君はまだ君でいられるかな?」

■ 蒼き光と魔剣の鍛冶師

冷たい石の感触が、レツィアの指先から全身へと染み渡った。地下迷宮の奥深く。淀んだ空気は、鉄錆と微かな血の匂いを纏っていた。右手に握る純白の剣、「聖なる誓い」は、微かに蒼い光を放ち、不気味な闇を払う唯一の光源だ。彼女は、この忌まわしい「侵食」に蝕まれた土地を浄化するため、幾度となくこの場所へ足を踏み入れていた。

「クジュフのご加護が、あなたに前に進む力を与えるように。」

静かに祈りを捧げた。彼女の唇から漏れる言葉は、この凍てつくような地下空間に温かな響きをもたらす。しかし、それだけでは足りない。侵食は、ただの病ではない。それは魂を蝕み、理性を奪う呪い。聖なる力さえも、この闇の前では脆く砕け散るかのように感じられた。

その時、背後から軽やかな足音が響いた。

「レツィア、あんた、また一人で無理してたでしょ？」

振り返ると、そこにはトレジャーハンターのスキュワーがいた。毛先が数カ所焦げている猫耳に、擦り切れた革のベスト、そして腰にはいくつものポーチがぶら下がっている。その手には、キラキラと輝く宝石が握られていた。

「スキュワー。どうしてここに？」
「ふふん！わんぱくスキュワーは、どこにキラキラがあるか敏感にゃんだ。それより、この辺り、なんか嫌な気配がするにゃ。もしかして、あの『魔剣』のことかにゃ？」

スキュワーが指差す先、迷宮のさらに奥には、異様な程に禍々しいオーラを放つ岩塊があった。伝説によれば、かつて世界を滅亡の危機に陥れた魔王が、その最後の力を込めて作り出したという。それを鍛え直すことができれば、侵食を打ち消すほどの力を手に入れられると。しかし、その魔剣は、触れる者全てを狂わせる呪いがかけられているとも言われていた。

「あれが、魔剣の素材…」
レツィアは息を呑んだ。聖騎士としての使命感と、己の力が及ばぬことへの無力感が、彼女の胸を締め付けた。

「大丈夫だ！」
背後から、力強い声が響いた。修理屋のシャノアだ。彼女は、オイルの染みたエプロンを身につけ、工具箱を抱えている。その眼差しには、迷いのない強さが宿っていた。

「あの魔剣、ただの鉄塊じゃない。それに、私みたいな腕利きの修理屋がついてるんだ。どんなに歪んだ鉄でも、ちゃんと形にして見せるさ。」
シャノアは、ニヤリと笑ってレツィアの肩を叩いた。
「それに、出発前の景気づけに、お姉ちゃんと飲まない？ ちょっとだけね。」

「シャノア…」
レツィアの心に、一筋の光が差し込んだ。彼女は一人ではなかった。

しかし、その時、迷宮の奥から、さらに重く、冷たい声が響き渡った。

「誰が、誰の力を借りるというのだ？」

闇の中から、漆黒のローブを纏った男が現れた。その顔は影に隠れ、表情は読み取れない。しかし、その声には、絶対的な力と、得体の知れない威圧感が宿っていた。

「私はドロエル。この侵食の、呪いの、そして…あなたの悲しみの、全てを受け止める者。」
ドロエルは、ゆっくりとレツィアに歩み寄った。
「私と共に来なさい。あなたなら、あの魔剣の力を、真に制御できるはずだ。」

レツィアは、ドロエルの言葉に戸惑った。彼の言葉には、悪意は感じられない。むしろ、深い悲しみと、ある種の諦めのようなものが滲んでいた。

「侵食も、呪いも、何もかも…私が全て受け止めるから…」
ドロエルの言葉は、まるでレツィアの心の叫びを代弁しているかのようだった。

「でも、あなたは…」
レツィアが言葉を続けようとした時、ドロエルの姿が掻き消えた。まるで、最初からそこにいなかったかのように。

「…一体、何だったんだ？」
スキュワーが、毛先を逆立てて呟いた。

「あの男、ただ者じゃない。でも、あの魔剣のことは、彼も何か知っているのかもしれない。」
シャノアは、眉間に皺を寄せた。

「このままでは、魔剣が誰かの手に渡ってしまうかもしれない。それは、この世界にとって、最悪の事態に繋がる…」
レツィアの決意は固まった。彼女は、魔剣の素材を前に、再び剣を握りしめた。

「スキュワー、シャノア、ありがとう。でも、この件は、私一人で…」
「何を言ってるにゃ！」
スキュワーがレツィアの言葉を遮った。
「キラキラなお宝のためなら、どんな危険も厭わないにゃ！それに、あんた一人なんて、放っておけないにゃ！」
「そうよ、レツィア。私たちも、あなたと一緒に戦うわ。」
シャノアは、工具箱から鈍く光るハンマーを取り出した。

その時、岩塊の中から、さらに禍々しい声が響き渡った。

「貸してやった力を上手く使って、アタシとの取引をやり遂げろ。」

声の主は、スタンガ。かつて、この迷宮を徘徊していたという、狂暴な魔術師。彼女は、自らの力を貸し与え、その代償に魂を奪うという。

「スタンガ…！」
レツィアは、警戒を強めた。

「あの魔剣、ただの素材じゃない。あれは、スタンガによって、さらに歪められている。」
シャノアが、状況の深刻さを伝えた。

「魔剣の力を、スタンガが利用しようとしている…」
レツィアは、胸騒ぎを覚えた。

「お前たち、邪魔をするな。」
スタンガは、不気味な笑みを浮かべた。
「この力は、私のものだ。そして、お前たちは、その力にひれ伏すことになる。」

スタンガの言葉に、迷宮全体が揺らぎ始めた。岩塊から、禍々しい黒い光が放たれ、周囲の空気を歪ませる。

「まずい…！」
レツィアは、聖なる誓いを構えた。

その時、空から、冷たい声が響き渡った。

「次に目を開けた時…君はまだ君でいられるかな？」

黒い馬車が、ゆっくりと姿を現した。その馬車には、優雅な装飾が施され、まるで王宮の調度品のような趣があった。馬車から降りてきたのは、瀟洒な黒いシルクハットを被り、燕尾服を身に纏った男。ノクセルだ。彼は、この国の現統治者であり、その冷徹な判断力と、底知れない野心で、常に民衆を翻弄していた。

「ノクセル…なぜ、あなたがここに？」
レツィアは、驚きを隠せなかった。

「私は、この国の秩序を守る者。そして、この魔剣は、その秩序を乱す存在となりうる。」
ノクセルは、優雅な仕草でレツィアに話しかけた。
「あの魔剣の力を、私が預かることにしたのだ。」

「預かる？冗談じゃないわ！」
スタンガが、怒りの声を上げた。

「スタンガ、貴様の勝手な行動は、この国の安定を脅かす。私は、それを許さない。」
ノクセルは、静かに、しかし揺るぎない口調で言い放った。

「ふざけるな！この力は、私のものだ！」
スタンガが、魔術を放とうとしたその瞬間、ノクセルは、指先を軽く弾いた。

「無駄だ。貴様の力は、既に私の一部となっている。」

ノクセルの言葉に、スタンガは青ざめた。彼女の放とうとした魔術が、空中で霧散し、ノクセルの指先へと吸い込まれていく。

「どういうことだ…！」
「私は、貴様の力を、全て見抜いている。そして、それを、私のものにする。」
ノクセルは、嘲るような笑みを浮かべた。

「レツィア、君は、その魔剣を、どうしたい？」
ノクセルは、レツィアに問いかけた。
「私に、それを委ねるか？それとも、貴様自身で、その破滅を招くか？」

レツィアは、ノクセルの言葉に、激しい怒りを覚えた。彼女は、この魔剣を、この世界を、誰かの都合で弄ばれることを、決して許すわけにはいかなかった。

「私は、この魔剣を、そしてこの世界を、貴方たちのような人間の手に渡らせるわけにはいかない！」
レツィアは、聖なる誓いを高く掲げた。蒼い光が、迷宮全体を照らし出し、闇を打ち払う。

「クジュフのご加護が、あなたに前に進む力を与えるように。」

彼女の決意に、スキュワーとシャノアも呼応した。

「あんたを一人になんてさせないにゃ！」
「お姉ちゃんも、一緒に戦うわ！」

三人の絆が、迷宮の冷たい空気を温めていく。

「ほう…面白い。ならば、見せてもらおうか。」
ノクセルは、静かに、しかし期待に満ちた目でレツィアを見た。

「貴様の聖なる力と、あの魔剣の力が、ぶつかり合う様を。」

ドロエルの姿は、もうどこにもなかった。しかし、彼の言葉は、レツィアの心に深く刻み込まれていた。

「侵食も、呪いも、何もかも…私が全て受け止めるから…」

レツィアは、その言葉を胸に、魔剣の素材へと手を伸ばした。蒼い光が、彼女の手を包み込む。

「この力は、私自身が、正しい道へと導く！」

蒼き光と、魔剣の鍛冶師。そして、彼らを巡る人々の想いが、この迷宮の奥深くで、激しく交錯し始めた。