【二次エロ】惑々工房skebまとめ02【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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ティラノビルダーを使用しました。

その他素材について

テーマ一括プラグイン

サイト|空想曲線
URL|https://kopacurve.blog.fc2.com/

背景

みんちりえ( https://min-chi.material.jp/ )
背景専門店みにくる
きまぐれアフター
フリー素材あそび

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収録内容

　本作品は、わたしのSkeb( https://skeb.jp/@mc661341 )にきた依頼で執筆した作品をまとめたものです。それと、書きおろしとして2本用意しました。
　イラストと違い、テキストだと「どういうのが書けるの?」がわかりにくいと思います。依頼の成果物もあわせて「こういうのがやれます」というサンプルのかわりになればと思います。

タイトル画面から「はじめから」を選んだ次の画面、左側にある8本がSkebの成果物、右側にある2本が書きおろしとなります。

■ 惑々工房の秘密

木漏れ日が差し込む静かな工房。埃っぽい空気の中に、インクと古い紙の匂いが混じり合っていた。それが、惑々（わくわく）工房の日常だった。工房の主である私は、ひたすら文字を紡ぐことに人生を捧げている。依頼を受けて物語を書き、それを世に送り出す。しかし、世間はイラストレーターのSkeb依頼に比べ、私の仕事の成果を想像しにくいようだ。だから、このまとめを拵えた。私の「こういうのがやれます」という、ささやかなアピールである。

「さて、今日の依頼は…」

私は、依頼内容が書かれた parchment を手に取った。端末に表示される鮮やかなイラストとは違い、私の仕事はあくまで言葉だけ。それで、どれだけの世界を表現できるのか、依頼主も、そして私自身も、時に不安になる。

「『故郷を離れ、遠い異国で迷子になった少女の物語』…よし、このテーマでいこう」

私はタイピングを始めた。指先がキーボードの上を踊る。少女の名はリリア。透き通るような金色の髪と、空を映したような青い瞳を持っていた。故郷の穏やかな緑を離れ、砂漠の異国に迷い込んだ彼女の心は、不安と孤独で重く沈んでいた。

「リリアは、熱砂の風に髪をなびかせながら、見慣れない看板や、異国の言葉で話す人々に囲まれていた。どこへ行けばいいのか、誰に尋ねればいいのか、分からなかった。喉はカラカラに乾き、遠くに見える蜃気楼すら、希望ではなく絶望の色を帯びていた。」

空想曲線というサイトから拝借した、眩しい日差しの砂漠の背景が、私の頭の中に広がる。みんちりえの素材で描かれた、可憐な少女の姿を思い浮かべながら、私は彼女の心情を丁寧に綴っていった。

「その時、彼女の耳に、どこか懐かしい響きが届いた。それは、故郷でよく聞く、竪琴の音色だった。リリアは、その音に導かれるように、細い路地へ足を踏み入れた。そこは、賑やかな市場とは打って変わり、静かで、どこか神秘的な雰囲気に満ちていた。」

きまぐれアフターの素材で描かれた、古びた煉瓦造りの路地。その奥から聞こえてくる竪琴の音色。それは、まるで迷える魂を呼び寄せる魔法のようだった。

「路地の突き当りには、小さな扉があった。扉には、見たこともないような、複雑な模様が刻まれていた。リリアが恐る恐る扉に手をかけると、それは音もなく開いた。扉の向こうには、青い光に満ちた、不思議な空間が広がっていた。」

フリー素材あそびから、幻想的な光景をイメージする。そこは、時間や空間の法則が歪んだ、惑々工房が作り出す、まさに「惑々」とした世界だった。

「空間の中心には、一人の老人が座っていた。深い皺の刻まれた顔に、慈愛に満ちた眼差し。彼は、リリアに微笑みかけた。」

「『迷える子よ』老人は、澄んだ声で言った。『ここは、失われたものが見つかる場所。お前が探しているものも、きっとここにある』」

「リリアは、戸惑いながらも、老人に故郷への帰り道を尋ねた。老人は、彼女の青い瞳を見つめ、静かに語り始めた。」

「『故郷への道は、一つではない。お前は、まだ、自分自身の心の中にある道を見つけていないのだ』」

物語は、リリアが自分自身の内面と向き合い、故郷への道を見つけていく過程を辿る。それは、単なる物理的な移動ではなく、彼女の精神的な成長を描く物語だった。そして、この物語はSkebの依頼として、無事に完成し、依頼主のもとへ届けられた。

「さて、次は書きおろしだ。」

私は、新たに用意した parchment に目を落とした。これは、誰からの依頼でもない。私の、純粋な創作意欲から生まれた物語だ。

「『時を喰らう影』…これは、どういう物語になるかな。」

私は、再びタイピングを始めた。今度は、もっとダークで、ミステリアスな雰囲気の物語が、私の頭の中で形作られていく。

「都市の片隅に、古びた時計店があった。店主は、顔をほとんど見せない、謎めいた男だった。彼の店には、奇妙な時計が並んでいた。それは、ただ時を刻むだけでなく、人々の『時間』を喰らうという噂があった。」

背景は、夜の寂れた街並みをイメージした。みんちりえの素材で、怪しげな雰囲気の時計店を描き出す。

「ある夜、一人の青年が、その時計店を訪れた。彼は、最近、人生の目標を見失い、無為な日々を過ごしていた。彼の『時間』は、まるで淀んだ水のように、停滞していた。」

「『店主さん、この時計は、本当に時間を喰うのですか？』青年は、店主の顔を窺った。店主は、薄暗がりの中で、妖しい笑みを浮かべた。」

「『喰う、というよりは、再分配すると言った方が正確かもしれぬな。お前の、無為に過ぎゆく時間を、より価値あるものに変えてやるのだ』」

きまぐれアフターの素材で、店主の不気味な表情を描き出す。彼の言葉は、青年の心に、危険な魅力を放っていた。

「青年は、吸い寄せられるように、店の奥へと進んだ。そこには、まるで宇宙を閉じ込めたかのような、複雑な模様が刻まれた、巨大な懐中時計があった。」

「『これが、お前の時間を、最も価値あるものに変えてくれる時計だ』店主は、そう言って、青年に懐中時計を手渡した。」

「青年が、その懐中時計を手に取った瞬間、彼の体は、強烈な光に包まれた。そして、彼の周囲に流れていた、淀んだ時間がいっせいに、時計の針へと吸い込まれていくのが見えた。」

フリー素材あそびから、時が渦巻くような、幻想的なエフェクトをイメージする。青年の「時間」が、彼自身から離れていく感覚。それは、解放であり、同時に、失うことへの恐怖でもあった。

「気がつくと、青年は、見知らぬ場所に立っていた。それは、彼がかつて夢見た、輝かしい未来の光景だった。彼は、自分が、偉大な芸術家となり、人々に称賛されている姿を見た。」

「しかし、それは、あくまで『見た』だけだった。彼は、その未来を『体験』することはできなかった。彼の『時間』は、すべて、あの懐中時計へと吸い取られてしまったのだ。」

「青年は、激しく後悔した。失った時間を取り戻そうと、時計店へと駆け戻ったが、そこは、もうただの廃墟となっていた。店主の姿は、どこにもなかった。」

「都市の片隅に、古びた時計店があった。そして、その店には、時を喰らう影が、今も、迷える人々の『時間』を待ち続けているのだろう。」

私は、最後のキーを打った。書きおろしは、どこか物悲しい、しかし、読者の心に何かを問いかけるような物語になった。

「さて、これで8本のSkeb成果物と、2本の書きおろし。これで、私の『こういうのがやれます』という、ささやかなサンプルは揃った。」

私は、工房の窓から、外の空を見上げた。日差しは、もう西へと傾き始めている。私の書く物語は、イラストのように、一瞬でその全貌を見せることはできない。しかし、言葉の奥には、無限の世界が広がっている。読者は、私の紡いだ言葉を辿ることで、それぞれの心の中に、自分だけの世界を、そして、自分だけの「惑々」とした物語を、創り上げていくのだ。

そう信じて、私は、また新たな parchment に、ペンを走らせるのであった。