【二次エロ】ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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▼プレイ時間目安

ノーマルモード:15時間 

エンジョイモード:10時間

■ 偽りの英雄譚 ～親友の真実～

灼熱の太陽が、荒廃した大地を容赦なく照りつけていた。かつて緑豊かだったこの地は、魔王軍の襲来によって焦土と化し、人々の希望は打ち砕かれようとしていた。そんな絶望の淵にあって、一筋の光となるべく、勇者エリオットと彼の親友である魔法使いリアムは、魔王城へと進軍していた。

「リアム、もうひと息だ！魔王の首級さえ奪えば、この戦いも終わる！」

エリオットは、右手に持つ聖剣「光誓」を掲げ、鼓舞するように叫んだ。彼の表情には、疲労の色こそ見え隠れするものの、確固たる決意が宿っている。長きにわたる戦いを終結させ、愛する者たちの元へ帰る。その一心で、彼は最後の力を振り絞っていた。

「ああ、エリオット。君のその輝きは、いつも僕の心を照らしてくれるよ。」

リアムは、穏やかな笑みを浮かべ、エリオットの隣を歩んでいた。彼の周りには、淡い光の粒子が舞い、まるで妖精が戯れているかのようだ。その魔法使いとしての圧倒的な力は、エリオットの数々の窮地を救ってきた。彼がいなければ、エリオットはとうに命を落としていただろう。

二人は、幼い頃からの親友だった。エリオットは、人知れず鍛錬を重ね、強靭な肉体と聖剣の力を手にした。一方、リアムは、類稀なる才能で魔法を操り、あらゆる知識を吸収していった。性格は正反対だったが、互いを深く理解し、信頼し合っていた。

「この先が、魔王の玉座の間だ。警戒を怠るなよ。」

エリオットが扉に手をかけた、その時、リアムの声が響いた。彼の瞳には、一瞬、微かな暗い影がよぎったように見えたが、エリオットはそれに気づくことなく、力強く扉を開いた。

玉座の間は、想像を絶するほど禍々しい空気に満ちていた。深紅の玉座には、漆黒の鎧に身を包んだ巨躯の男が座っていた。その男こそ、この世界を恐怖に陥れた魔王バルドゥスだった。

「勇者エリオット…そして、魔法使いリアム。まさか、お前たちがここまで来るとはな。」

バルドゥスの声は、地響きのように響き渡り、威圧感に満ちていた。エリオットは、聖剣を構え、一歩前に出た。

「バルドゥス！お前の悪行は、これにて終焉だ！我が剣にかけて、この世界に平和を取り戻す！」

「フハハハ！平和だと？愚かな。平和とは、強き者が弱き者を支配することによってのみ、もたらされるのだ！」

バルドゥスは、嘲笑うかのように笑った。そして、その右手にかざした黒い杖が、禍々しい魔力を放ち始めた。

「リアム、援護を頼む！」

エリオットの言葉に、リアムは頷いた。彼は両手を広げ、無数の光の矢を放った。光の矢は、バルドゥスの魔力をかき消し、エリオットの進撃を助ける。

激しい戦闘が始まった。エリオットの聖剣とバルドゥスの魔剣がぶつかり合い、火花を散らす。リアムの魔法は、バルドゥスの攻撃を巧みに回避し、エリオットに隙を作り出す。二人の連携は完璧だった。

しかし、バルドゥスは、想像以上の強敵だった。彼の繰り出す攻撃は苛烈を極め、エリオットは次第に追い詰められていく。

「くそっ…！このままでは…！」

エリオットは、必死に抵抗するも、聖剣の輝きが鈍り始めていた。その時、リアムの悲鳴が響いた。

「エリオット！危ない！」

エリオットが振り返ると、バルドゥスがリアムに強力な一撃を放とうとしているのが見えた。リアムは、それを回避する術もなく、その場に立ち尽くしていた。

「リアム！」

エリオットは、身を挺してリアムを庇おうとした。しかし、その動きよりも早く、バルドゥスの一撃がリアムを襲った。

「うあっ！」

リアムの悲鳴は、苦痛に満ちていた。エリオットは、状況を理解できず、ただただ固まっていた。

「…はっ？…まさか…？」

リアムが倒れた地面には、血の代わりに、黒い魔力が渦巻いていた。そして、彼の体から、禍々しいオーラが放たれ始めた。

「…リアム…？」

エリオットは、信じられない光景に、言葉を失っていた。リアムの顔には、苦悶の表情はなく、むしろ、恍惚とした笑みが浮かんでいた。

「…ようこそ、エリオット。僕の真の姿を、君に見せてあげよう。」

リアムの声は、先ほどまでの穏やかな声とは全く異なっていた。そこには、冷酷で、全てを見下すような響きがあった。

「…君の…真の姿…？」

「そうだ。僕は、君が倒すべき魔王バルドゥスそのものなのだよ。」

リアムの言葉に、エリオットの全身に冷たい汗が駆け巡った。理解不能な現実に、彼の思考は停止した。

「…嘘だ…！君は、僕の親友だ！僕と共に戦ってきた、リアムのはずだ！」

「親友？ハハハ！なんて滑稽な。君が僕を、そのような甘い言葉で縛り付けていたのか。僕は、この世界を支配するために、君を利用していただけだ。」

リアム、いや、魔王バルドゥスは、嘲笑うように笑った。彼の言葉は、エリオットの心を深く抉った。

「…利用…？僕を？」

「そうだ。君は、僕にとって、最高の盾だった。君が僕の代わりに、幾多の強敵を倒し、僕への警戒心を解いてくれた。」

バルドゥスは、ゆっくりと立ち上がった。彼の体は、先ほどまでとは比べ物にならないほど、巨大化していた。漆黒の鎧は、より禍々しく輝き、その瞳には、燃えるような憎悪が宿っていた。

「…そんな…！君は、僕の…！」

エリオットは、涙を流しながら、バルドゥスに叫んだ。親友だと思っていた存在が、この世界を滅ぼそうとする魔王だったという事実に、彼は耐えられなかった。

「…もう、僕の知っているリアムは、どこにもいないのか…？」

「どこにもいない？馬鹿なことを言うな。僕は、常にここにいた。君が、僕の真実から目を背けていただけだ。」

バルドゥスは、冷酷な言葉を吐き捨てた。そして、その手に、巨大な黒い杖が現れた。それは、先ほどまでのバルドゥスが使っていた杖よりも、遥かに巨大で、禍々しいオーラを放っていた。

「さて、勇者エリオット。君の役目は、もう終わりだ。あとは、僕がこの世界を、僕の理想通りに作り変えるだけだ。」

バルドゥスは、杖をエリオットに向けて振り上げた。その瞬間、玉座の間全体が、凄まじい魔力によって揺れ動いた。

「…ぐあっ！」

エリオットは、その場に倒れ込んだ。聖剣「光誓」は、その輝きを完全に失い、ただの鉄塊と化していた。親友に裏切られた絶望と、圧倒的な力の差に、彼は何も抵抗できなかった。

「…リアム…」

エリオットの耳に、最後に聞こえてきたのは、魔王バルドゥスの、冷たい笑い声だった。

「…さらばだ、偽りの勇者よ。」

そして、エリオットの意識は、暗闇へと沈んでいった。

＊＊＊

「…は…っ！」

エリオットは、跳ね起きた。荒い息遣いをしながら、辺りを見回す。そこは、見慣れた自分の部屋だった。窓の外からは、温かい日差しが差し込んでいる。

「…夢…？」

彼は、震える手で額に触れた。冷たい汗は、もうそこになかった。しかし、あの悪夢の光景は、あまりにも鮮明で、彼の心に深く刻み込まれていた。

「…リアム…」

彼は、ベッドの横に置かれた、リアムからの手紙を手に取った。そこには、いつものように、穏やかな筆跡で、彼への友情が綴られていた。

「…まさか…」

エリオットは、手紙を握りしめた。あの悪夢は、一体何だったのか。親友の真の姿が大魔王だったという、あまりにも恐ろしい物語。

「…いや…！リアムは、そんな人間じゃない！」

彼は、自分に言い聞かせるように、そう叫んだ。しかし、彼の胸には、拭いきれない不安が渦巻いていた。

「…このプレイ時間…10時間…15時間…」

彼は、ふと、ゲームのプレイ時間を思い出した。あの悪夢は、まるで、プレイ時間の表示のように、物語の結末を暗示していたかのようだった。

「…まさか…この世界は、ゲームの中だったのか…？」

エリオットは、自身の現実を疑い始めた。もし、この世界がゲームだとしたら。もし、リアムが、ゲームのキャラクターだとしたら。

「…いや、そんなはずはない！」

彼は、再び否定した。しかし、あの悪夢のリアリティは、彼の心に確かな疑念を植え付けていた。

「…もし、もしも、あの夢が現実なら…」

エリオットは、決意の眼差しで、窓の外を見つめた。もし、親友が魔王だったとしても、彼は諦めない。もう一度、あの悪夢を、現実にするわけにはいかない。

「…僕は、勇者だ。どんな困難にも立ち向かう。」

彼は、聖剣「光誓」を手に取った。それは、まだ、あの悪夢のように輝きを失ってはいなかった。

「…リアム、君がどんな姿になろうとも、僕は君を見つけ出す。そして、真実を、確かめる。」

エリオットの決意は、固かった。この物語は、まだ終わっていない。彼は、自らの手で、この偽りの英雄譚に、真実の結末を刻み込むことを誓った。彼の冒険は、今、新たな次元へと突入したのだ。