【二次エロ】青葉のひみつの日記【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■ 青葉のひみつの日記

夏休みが始まったばかりの、梅雨の晴れ間。蒸し暑さが肌にまとわりつく日だった。高校二年生の青葉は、自室の窓辺に置いた古びた日記帳を開いた。表紙には、色褪せた「青葉のひみつの日記」という文字が、 cursive（筆記体）で記されている。これは、彼女が小学四年生の夏に、友達と始めた交換日記の、彼女が担当する分だった。

「…また、いつものあのバグか。オープニングのムービーが飛んで、キャラクター選択画面でフリーズ。何度やっても同じ。もう、このゲーム、私には合わないのかな。」

青葉は、ため息をつきながら、日記の余白に小さな星をいくつか描いた。彼女が指しているのは、最近発売されたばかりの、話題のRPGゲームのことだ。画面いっぱいに広がる幻想的な世界、魅力的なキャラクターたち、そして壮大なストーリーに惹かれて、発売日に購入したはいいものの、どうにも調子が悪かった。

「でも、本当は、あの魔法使いの女の子、ルナがすごく好き。あんな風に、ちょっと生意気で、でも本当は優しい子になりたいなって思うんだ。」

彼女は、ゲームのヒロインであるルナのイラストを、練習帳の端に描いたスケッチブックから切り取り、日記に貼り付けた。ルナの、少し吊り上がった瞳と、くるくると変わる表情が、青葉はたまらなく愛おしかった。

「…せっかくの夏休み、こんなゲームで時間を無駄にしたくない。でも、どうすればいいんだろう。誰かに相談しても、きっと『ゲームなんだから仕方ない』って言われるだけだし。」

青葉は、日記帳を閉じ、窓の外に目をやった。庭の青葉もみじが、風に揺れている。その葉の緑が、彼女の心に小さな安らぎを与えた。

「そうだ、この日記に書いてみよう。誰にも言えない、私の悩み。この日記だけが、私の秘密の場所。」

彼女は、再びペンを手に取った。

「もし、この日記を読んでくれている人がいるなら…もし、あなたがこのゲームをプレイしていて、同じような不具合に悩んでいるなら…教えてほしい。どうすれば、このゲームがちゃんと動くようになるのか。」

青葉は、日記の末尾に、誰かに見せることを想定して書かれた、しかし実際には誰にも見せないであろう、あるメッセージを付け加えた。

「プレイ中に不具合や問題が発生した場合、またはご感想がございましたら、以下のフォームにてお気軽にお問い合わせください。」

その後に続く、不思議なURL。それは、彼女がインターネットで偶然見つけた、あるゲーム開発会社のサポートフォームのURLだった。彼女は、いつかこのURLを、誰かに見つけてほしいと願っていた。

青葉は、日記をそっと閉じた。窓の外は、もう夕暮れ時。空は茜色に染まり、昼間の暑さが嘘のように、涼しい風が吹き抜けていく。

「明日も、きっと同じバグが出るんだろうな。」

そう呟きながら、青葉はベッドに潜り込んだ。しかし、彼女の心の中には、小さな希望の光が灯っていた。もしかしたら、この日記を読んだ誰かが、彼女と同じ悩みを抱えているかもしれない。そして、その誰かが、この不思議なURLを通して、彼女に連絡してくれるかもしれない。

数日後、青葉はいつものようにゲームを起動した。しかし、その日はいつもと違った。オープニングムービーは無事に流れ、キャラクター選択画面もフリーズしない。ゲームは、スムーズに始まった。

「え？ なんで？」

青葉は、驚きと喜びで、声も出なかった。何が起こったのか、全く理解できなかった。ただ、ゲームがちゃんと動くようになったことが、何よりも嬉しかった。

「もしかして…」

彼女は、ふと、あのひみつの日記に書いたメッセージのことを思い出した。あのURLに、誰かがアクセスしてくれたのだろうか？ そして、彼女のために、何かをしてくれたのだろうか？

青葉は、急いで自室に戻り、あのひみつの日記を開いた。そして、彼女は、信じられないものを目にした。

日記の余白に、小さく、しかしはっきりと、文字が書き込まれていたのだ。

「青葉さん、こんにちは。あなたの悩みを解決するために、私たちはこのゲームを修正しました。これからも、このゲームを楽しんでいただけると嬉しいです。」

それは、紛れもない、ゲーム開発者からのメッセージだった。青葉は、震える手で、その文字をなぞった。

「嘘…でしょ？」

彼女は、現実のこととは思えなかった。まさか、自分の書いた日記が、こんな形で誰かに届くなんて。そして、その誰かが、自分のために、こんなにも親切にしてくれるなんて。

青葉は、涙が止まらなかった。それは、喜びの涙だった。失望や不安ではなく、希望と感謝の涙だった。

「ありがとう…本当に、ありがとう。」

彼女は、日記に、そして見えない誰かに、何度も感謝の言葉を繰り返した。

それからというもの、青葉は、あのゲームを毎日楽しんだ。バグに悩まされることもなく、ルナとの冒険を心ゆくまで満喫できた。そして、彼女は、あのひみつの日記を、大切に持ち続けた。

あの夏の日、青葉は、自分だけしか知らない秘密の場所で、誰かに宛てて書いたメッセージが、思わぬ形で現実を変えるきっかけになったことを知った。そして、彼女は、これからも、自分の心の中にある「ひみつの日記」に、正直な気持ちを書き留めていこうと誓った。たとえ、それが誰かに読まれることはなくても、そこに書かれた言葉が、いつか、誰かの心を動かすことがあるかもしれない、と信じて。

数年後、青葉は、ゲーム開発者になるという夢を追いかけていた。あの夏の日、彼女の心に灯った小さな希望の光が、今では、彼女自身の情熱の炎となっていた。そして、彼女は、いつか、自分も誰かの「ひみつの日記」に、希望のメッセージを届けられるような、そんな開発者になりたいと願っていた。

青葉のひみつの日記は、今も、彼女の机の引き出しの奥に、静かに眠っている。しかし、その中に記された、あの夏の日のできごとは、青葉の心の中で、いつまでも色褪せることなく、輝き続けているのだった。