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♡団地妻ろうれを気になった子はこっちにおいで♡

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☆クレジット☆(敬称略)

・サムネイル:み

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・一部使用素材:Lita様

## 団地の片隅、ゲップと汗の熱気

2025年3月8日。団地の一室、薄暗い照明の下で、ろうれはヘッドセットを装着した。画面には「LIVE配信中」の文字が光る。彼女は「団地妻」を名乗るVtuberだ。この日、彼女の配信は、ある特別な企画を控えていた。

「みんなー！今日も遊びに来てくれてありがとー！」

画面越しの視聴者からのコメントが、チャット欄を賑わせる。ろうれの明るい声が、部屋に響く。しかし、その声には微かな緊張が混じっていた。今日の企画は、彼女にとって挑戦的なものだった。

「今日はね、スペシャル企画！『ゲップ配信』だよー！どれだけゲップできるか、みんなで数えるんだからね！ふふっ。」

視聴者たちは、驚きと期待の入り混じったコメントを寄せる。中には、早くも「カウント開始！」と煽る者もいる。ろうれは、少し顔を赤らめながら、用意された飲み物を手に取った。炭酸飲料だ。

「じゃあ、いくよー！」

一口飲む。シュワシュワとした刺激が、胃に広がる。そして、遅れてくる、あの感覚。

「…んんっ…！」

ろうれは、顔を伏せ、堪えるように喉を鳴らした。視聴者は固唾を飲んで見守る。

「……ぷぅっ。」

小さく、しかし確かな音が、マイクに乗った。

「わー！1個目ー！」
「早い！」
「やるじゃん！」

チャット欄が再び沸き立つ。ろうれは、少し安堵したように微笑んだ。

「ふふ、まだまだこれからだよー。でも、これ、意外とキツイね。」

炭酸飲料をさらに飲む。胃が膨らむ感覚。そして、追い打ちをかけるように、次々と襲ってくるゲップの波。

「……ぷぅ…ぷぅ…」

連続するゲップ。まるで、内側から何かが弾けているようだ。ろうれは、時折口元を覆いながらも、必死に耐えている。顔は赤みを増し、額にはうっすらと汗が滲む。

「……ぶっ…ぷぅっ…」

少し大きめのゲップ。思わず声が漏れる。

「あ…ごめん、ごめんね。」

彼女は、時折視聴者に謝りながらも、配信を続ける。30分も経たないうちに、ゲップの数は20を超えていた。

「すごい…！もう20回！」
「これ、本当に最後までできるのかな？」
「途中でリタイアとかないよね？」

視聴者のコメントは、徐々に心配の色を帯びてくる。ろうれも、さすがに息が上がってきた。

「うぅ…お腹…張ってきたかも…」

彼女は、お腹をさすりながら、顔をしかめた。そして、次の瞬間。

「……っ…うぅ…！」

ろうれは、両手で口元を覆い、体を丸めた。苦しそうな呻き声。視聴者は、何が起こったのか理解できず、沈黙する。

「…ごぽっ…げほっ…！」

そして、それは訪れた。抑えきれない、激しい吐き気。ろうれは、カメラの前で、必死に堪えようとしたが、無駄だった。

「……うぇっ……」

彼女の口から、吐瀉物が漏れ出した。汚い音と、むせるような声。

「……っ！！」

ろうれは、顔を覆い、そのまま肩を震わせた。配信画面は、一瞬、彼女の苦痛な表情を映し出した後、暗転した。

「…え…？」
「どうしたの…？」
「大丈夫…？」

視聴者は、混乱と心配の声を上げる。しかし、ろうれからの応答はない。

暗闇の中、ろうれは、ただただ息を整えることに集中していた。胃の中のものが、全て出ていったような感覚。それは、苦痛でありながら、どこか解放感でもあった。

「…ふぅ…」

しばらくして、ろうれは、ゆっくりと顔を上げた。涙で濡れた瞳。しかし、その表情には、諦めではなく、決意の色が宿っていた。

「…ごめんね、みんな…ちょっと、休憩させて。」

彼女は、そう呟くと、配信を一時中断した。

数時間後。ろうれは、再びカメラの前に座っていた。顔色はまだ少し悪いが、以前よりも落ち着いている。

「…みんな、待たせてごめんね。」

彼女は、力なく微笑んだ。

「…あの後、正直、もう無理だって思ったんだ。でも、みんなが待ってくれてるって思ったら、諦めきれなくて。」

ろうれは、そう言って、また飲み物を取り出した。今度は、水だ。

「…もう、炭酸は無理かも。でも、今日、絶対、目標達成したいんだ。」

彼女の言葉に、視聴者は再び応援のコメントを送り始める。

「頑張れ！」
「応援してる！」
「諦めないで！」

ろうれは、その声援を力に変え、再び挑戦を始めた。水では、ゲップは出にくい。しかし、彼女は、様々な方法を試した。お腹をさすったり、体を揺らしたり。

「…んっ…」

かすかな音が響く。

「……ぷぅ。」

小さく、しかし確かに、ゲップが出た。

「おおー！出た！」
「すごい！」
「諦めないって決めたら、出た！」

視聴者は、ろうれの粘り強さに感動していた。

その日、ろうれは、目標としていた「450ゲップ」には、わずかに届かなかった。しかし、彼女は、配信時間内に、200回以上のゲップを記録した。そして、あの激しい嘔吐の後も、彼女は諦めずに、配信を続けたのだ。

2025年8月14日。あれから数ヶ月が経過していた。ろうれの「ゲップ配信」は、彼女の代表的な企画の一つとなっていた。あの日の配信は、多くの視聴者の記憶に残り、彼女の「団地妻」としてのキャラクターを、さらに強固なものにした。

今でも、時折、あの日の配信を振り返るコメントが流れる。

「あの日のゲップ配信、すごかったな…」
「ろうれちゃんの頑張り、感動した。」
「嘔吐シーン、衝撃的だったけど、あれでファンになった人もいるはず。」

ろうれは、そんなコメントに、優しく微笑む。

「あの日は、本当に、ギリギリだったけどね。でも、みんながいたから、頑張れたんだ。」

団地の片隅。汗と、そして、ゲップと、時折の嘔吐の熱気に包まれた、あの配信。それは、彼女にとって、忘れられない、そして、彼女を形作った、大切な記憶となった。そして、これからも、彼女は、視聴者と共に、新たな「団地妻」の物語を紡いでいくのだろう。ゲップの音と共に。