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obit541制作のシンプルなRPG2本目です。

あらすじ

いつかのじだいのあるところに、
おじいさんとおばあさんがいました。
ある日ふたりはは桃色の目をした赤子を拾い、
その眼の色からタオ、と名付けました。

それからタオはすくすく青年へと育ち、グイグイという
人々を困らせるという鬼を退治するために旅に出ました。
道中に出会った3匹?の仲間を連れて───

制作　obit541(個人サークル名「たまえもん・ごす」)
敵キャライラスト　文月きょう氏
キャラチップ・アイコン　久峨るりな氏

ゲーム内素材の無許可での使用は禁止します。

桃色の瞳の青年、タオ。その名は、彼を拾った老夫婦が、彼の虹彩の色から名付けたものだった。老夫婦は山奥の小さな村で静かに暮らしていたが、ある日、村の近くの森で、桃色の目をした赤ん坊を包んだ布を見つけ、彼を拾ったのだ。

タオはすくすく育ち、今では村一番の青年となった。しかし、村には古くからの脅威があった。グイグイという名の鬼だ。グイグイは、人の言葉を理解し、意図的に人を困らせることを好む、狡猾で残忍な鬼だった。村人たちは度々、グイグイに家畜を奪われたり、畑を荒らされたり、時には命を奪われたりしていた。老夫婦はタオに、グイグイを退治するよう願っていた。

ある日、タオは老夫婦から古びた地図を受け取った。地図には、グイグイの棲むとされる山への道が記されていた。老夫婦は弱りきっており、もはやグイグイに対抗する力を持っていなかった。タオは、村を守るため、そして老夫婦の願いを叶えるため、旅に出ることを決意した。

旅立ちの朝、タオは村の外れで三体の奇妙な生き物に出会った。一つ目は、背中に大きな貝殻を背負った、臆病だが心優しいカタツムリだった。名前は「コロン」と言った。二つ目は、鋭い爪を持つが、心優しい性格の狼だった。彼は「レオン」と名乗った。そして三つ目は、空を飛ぶことができる、賢く機知に富んだ小さな妖精だった。彼女は「ルナ」と名乗り、タオに魔法の粉を贈った。その粉は、危険を察知する力を持つという。

コロンは、自分が持つ貝殻に隠れることで、タオたちを危険から守る役割を担った。レオンは、鋭い爪と嗅覚を生かし、敵の探索や先導役を務めた。ルナは、魔法の粉だけでなく、様々な魔法でタオたちをサポートした。こうして、桃色の瞳の青年タオと、三匹の仲間の冒険が始まった。

彼らの旅路は険しかった。グイグイの魔の手は、山道全体に及んでいた。道中には、グイグイの手先である、奇妙な生き物や魔物たちが待ち構えていた。タオたちは、それぞれの能力を駆使して、次々と敵を倒していった。コロンは貝殻に隠れて敵の攻撃を避け、レオンは鋭い爪で敵を切り裂き、ルナは魔法で敵を翻弄した。そしてタオは、桃色の瞳に宿る、不思議な力と、鍛え上げられた体術で、敵を打ち破っていった。

旅の途中、彼らは山賊の襲撃を受けたり、迷子の子供を助けたり、飢えた村人に食料を分け与えたりした。その度に、仲間たちの絆は深まっていった。タオは、最初は一人でグイグイを倒すつもりだった。しかし、仲間たちと旅をするうちに、一人では成し遂げられないこと、仲間の助けがどれだけ大切かを痛感した。

そして、ついに彼らはグイグイの城塞にたどり着いた。城塞は、険しい崖の上に築かれており、侵入するのは容易ではなかった。しかし、仲間たちの協力と、ルナの魔法によって、彼らは城塞に侵入することに成功した。

グイグイとの戦いは激しかった。グイグイは、驚くべき怪力を持ち、タオたちを追い詰めていった。しかし、タオたちは諦めなかった。コロンは、貝殻から鋭い棘を出し、グイグイを攻撃した。レオンは、グイグイの足に噛み付き、動きを封じた。ルナは、強力な魔法でグイグイの攻撃を無効化し、タオに攻撃のチャンスを与えた。

そして、タオは、桃色の瞳に宿る力を解放した。それは、まるで太陽のような、眩い光だった。その光は、グイグイを焼き尽くし、グイグイは灰となった。

グイグイを倒したタオたちは、村へと戻った。村人たちは、タオたちの帰還を喜び、盛大な祝祭が開かれた。老夫婦は、タオの活躍を誇りに思い、安堵の涙を流した。タオは、仲間たちと共に、静かな夜空の下、静かに眠りについた。桃色の瞳は、明日への希望に満ち溢れていた。  旅の終わりは、新たな始まりだったのだ。