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【二次エロ】Summoner’s Breed 1【アダルトAVアニメ・ゲーム】



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Summoner’s Breed 1の詳細情報まとめ。安全に無料動画視聴!

商品ID RJ01488387
タイトル Summoner’s Breed 1
紹介文 ※公式サイトhttps://www.dlsite.com/の商品概要より引用

見習い召喚士に老師が時間停止の魔法をかけて・・・
サークル名 ユニカム
販売日

 

■ 虚無に咲く刹那

冷たい石畳に、俺、カイは寝転がっていた。鼻腔をくすぐる黴臭い匂いが、俺の無様な姿をさらに際立たせる。頭上では、師である老召喚士、ゼファー先生が、いつものように胡散臭い笑みを浮かべて俺を見下ろしていた。

「ほら、カイ。いつまでそうしているつもりだ? 訓練はまだ終わっていないぞ」

「もう無理ですってば…! あの、あの魔法陣、どうやっても綺麗に描けないんです!」

俺は必死に訴えた。指先で空中に魔法陣を描く、それが召喚士の基本だ。しかし、俺の描く魔法陣は、いつも歪み、崩れ、そして何よりも、召喚獣を呼び出すべき中心の紋様が、どうにもこうにも定まらない。まるで、不安を抱えた子供が描いた落書きのようだった。

ゼファー先生は、長く白い髭を撫でながら、ふむ、と唸った。その瞳は、まるで老いた梟のように、深淵を覗き込んでいるかのようだ。

「焦りは禁物だ。召喚士の道は、一朝一夕には極められぬ。だが、お前はあまりにも…鈍い」

「鈍いって…」

思わず口ごもる。それは、俺が一番言われたくない言葉だった。才能がない、というのは、魔法使いの世界では死刑宣告に等しい。俺には、人を魅了するような派手な魔法も、驚異的な魔力も、全てが欠けていた。ただ、漠然と「召喚士になりたい」という夢だけを抱いて、この古びた塔に弟子入りしたのだ。

「いいだろう、カイ。少しばかり、お前に『時間』というものを理解させる必要があるようだ」

ゼファー先生の言葉に、俺は訝しげな顔をした。時間? 召喚魔法と何の関係があるというのだろうか?

「そこの石畳に、もう一度描いてみろ。完璧な魔法陣を」

先生はそう言うと、俺の右手を掴んだ。その指先から、微かな魔力が流れ込んでくるのを感じた。それは、今まで感じたことのない、奇妙で、そしてどこか心地よい感覚だった。

「集中しろ、カイ。そして、この世界に流れる『時』の流れを感じるのだ」

先生の声が、遠くから聞こえてくるようにぼやけていく。俺は、先生に促されるまま、再び石畳に指を走らせた。いつも通りの、歪んだ魔法陣。だが、今回は何かが違った。

指先が、まるで鉛のように重い。描いた線は、すぐに跡形もなく消え去ろうとする。まるで、世界そのものが俺の描くものを拒絶しているかのようだ。

「くそっ…!」

歯を食いしばり、何とか中心の紋様を描き終えようとした。だが、その瞬間、全身を貫くような衝撃が俺を襲った。視界が白く染まり、耳鳴りが激しくなる。そして、気づいたときには、俺は地面に倒れ込んでいた。

「…ん…?」

ゆっくりと目を開ける。そこにあったのは、先ほどまでと同じ、薄暗い訓練場だった。しかし、先ほどまでの喧騒が嘘のように、そこは静寂に包まれていた。ゼファー先生の姿が見えない。

「先生? どこですか?」

声をかけてみるが、返事はない。部屋を見回すと、埃の積もった書物、古びた魔術道具、そして、俺が描こうとしていた魔法陣の痕跡が、微かに残っていた。

「一体、何が…」

立ち上がろうとしたその時、俺は異変に気づいた。窓の外、普段ならば活発に動き回っているはずの鳥たちが、空中で静止している。風に揺れる葉も、地面に落ちた砂粒も、全てが凍りついているのだ。

「…まさか」

恐る恐る、自分の指先を見つめた。指先から放たれる魔力も、ほとんど感じられない。そして、全身の感覚も、鈍く、重い。まるで、俺だけが、この世界から切り離されてしまったかのようだ。

「時間…停止…?」

ゼファー先生が、俺にかけたのは、時間停止の魔法だったのだ。しかし、それは単なる時間停止ではなかった。俺の意識だけは、この静止した世界で、明確に活動している。

「先生、これは一体…?」

混乱しながら、訓練場を歩き回った。机の上には、先生が書きかけの書物があった。そのページには、難解な文字が羅列されている。

『時空の亀裂、召喚獣の奔流、そして、刹那の創造…』

書物を読み進めるうちに、俺は徐々に事態を理解し始めた。ゼファー先生は、俺の「鈍さ」を克服させるために、究極の訓練を施したのだ。この時間停止の世界で、俺は無限とも思える時間を手に入れた。そして、その時間の中で、俺は己の限界を超え、魔法陣を完璧に描き上げることを強いられる。

「無限の時間…」

それは、絶望であると同時に、希望でもあった。この静止した世界では、誰にも邪魔されることなく、ひたすらに魔法陣と向き合える。失敗しても、誰かに笑われることもない。ただ、俺と、静止した世界だけがある。

俺は、再び石畳に指を走らせた。今度は、焦りも、不安もない。ただ、ひたすらに、先生が求める「完璧な魔法陣」を追い求める。指先が、かつてないほど正確に、滑らかに動いた。描かれる線は、まるで水滴のように、正確な円を描く。中心の紋様も、迷いなく、力強く描かれる。

しかし、それは容易な道ではなかった。時間停止の世界は、見かけによらず、俺の体力を容赦なく奪っていく。何時間、いや、何日、何年経ったのだろうか。指先は血が滲み、意識が朦朧とする。それでも、俺は描くのをやめなかった。

ふと、壁に掛けられた時計に目をやった。針は、あれから全く動いていない。この世界では、時間の経過という概念すら、意味をなさなくなっていた。

「…なぜ、こんなことを…」

孤独と絶望が、俺の心を蝕み始める。しかし、その度に、俺はゼファー先生の言葉を思い出した。

『焦りは禁物だ。召喚士の道は、一朝一夕には極められぬ』

先生は、俺に「時間」というものの重みを、そして、その価値を理解させようとしたのだ。この静止した世界で、俺は失われた時間を取り戻し、そして、それを超えるための「刹那」を見つけ出す。

俺は、再び指を動かした。今度は、ただ魔法陣を描くだけでなく、その中に、俺自身の「想い」を込めることを意識した。召喚獣への敬意、先生への感謝、そして、この世界に再び「時」を取り戻したいという願い。

指先から放たれる魔力が、微かに、しかし確かに、輝きを帯び始めた。描かれる魔法陣は、もはや単なる図形ではなかった。それは、俺の魂の叫びであり、この静止した世界への挑戦状だった。

そして、ある日。

俺が、これまでで最も完璧な魔法陣を描き終えた、その瞬間。

世界が、激しく揺れた。

白く染まっていた視界に、鮮やかな光が差し込む。耳鳴りが、遠い雷鳴のように響き渡る。そして、全身を駆け巡る、力強い生命の躍動。

「…!」

俺は、目を見開いた。そこにあったのは、先ほどまでと同じ訓練場だった。しかし、先ほどまでとは全く違う。

窓の外では、鳥たちが元気に飛び交っている。風が、カーテンを揺らしている。そして、俺の隣には、いつものように、ゼファー先生が立っていた。

「…先生…?」

俺の声は、かすれていた。

ゼファー先生は、俺の顔をじっと見つめ、そして、ゆっくりと、いつもの胡散臭い笑顔を浮かべた。

「お疲れ、カイ。よくやった」

先生の言葉に、俺は呆然とした。一体、どれくらいの時間が経ったのだろうか。数日? 数年? それとも、数十年?

「…あの、先生、一体、どれくらい…」

「まあ、お前にとっては、とても長い時間だっただろうな。しかし、この世界にとっては、ほんの数瞬にすぎん」

先生は、そう言って、俺の肩に手を置いた。その手は、温かく、そして力強かった。

「お前は、時間停止の魔法の中で、己の限界を超え、完璧な魔法陣を描き上げた。そして、その過程で、時間というものの真価を、そして、刹那に宿る無限の可能性を、見出したのだ」

俺は、自分の手を見つめた。指先は、まだ微かに痺れている。しかし、そこには、確かな魔力が宿っていた。そして、胸の中には、以前とは比べ物にならないほどの、強い自信が芽生えていた。

「先生、俺…」

「いいだろう。もう、見習いとは呼ばせまい」

先生は、そう言って、俺に一冊の古びた書物を手渡した。それは、先ほど俺が見た、先生が書きかけだった書物だった。

「これより、お前は『召喚士カイ』だ。この世界に、お前だけの物語を刻んでいくがいい」

先生の言葉に、俺は、静かに頷いた。虚無に咲いた刹那の時間は、俺を、真の召喚士へと成長させてくれた。そして、俺は知ったのだ。時間とは、ただ流れていくものではなく、自らで掴み、そして、意味を与えていくものなのだと。

窓の外の光が、俺の顔を優しく照らしていた。新しい、そして、無限の可能性に満ちた、俺の物語が、今、始まろうとしていた。

 

 

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