【二次エロ】NTRは冒険あるある【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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## 異界の扉、開くは友の裏切り

「あー、このゴブリンの血、意外と粘つくんだな」

俺、レンは、腰に提げた剣を振り回し、地面に転がるゴブリンの残骸に顔をしかめた。辺り一面、血と鉄の匂いが混じり合った、冒険者稼業の日常。相棒のライラは、いつものように的確な魔法で援護してくれていた。彼女の蒼い瞳は、戦いの合間にも輝きを失わない。

「レン、疲れたでしょ？ 少し休憩しましょう」

ライラは、優しく微笑みながら、携帯食料を取り出した。俺たちは、この王国でも名高い「蒼き竜の爪」という冒険者ギルドに所属する、若手のホープだった。俺は剣士、ライラは魔導士。二人で組めば、どんな依頼もこなせる自信があった。

「おう、サンキュー、ライラ」

俺は、ライラが差し出した干し肉を頬張りながら、遠くの山並みを眺めた。かつて、この地は魔王軍の侵略に脅かされていたが、勇者と仲間たちの活躍で平和を取り戻したはずだ。しかし、魔物の脅威は未だに根強く、俺たちのような冒険者が各地を駆け回っている。

「それにしても、この辺り、最近魔物の活動が活発になってないか？」

「ええ、ギルドでも報告がありました。原因は不明ですが…」

ライラは、心配そうに眉を寄せた。俺は、そんなライラの頭を優しく撫でた。

「大丈夫だって。俺たちがいる限り、誰も傷つけさせねえよ」

俺の言葉に、ライラは少しだけ顔を赤らめた。こういう時、彼女はいつも可愛らしい。俺たちは、互いに信頼し合い、支え合ってきた。ライラは俺にとって、相棒であり、それ以上の存在だった。

数日後、俺たちはギルドから特別な依頼を受けた。それは、王都の地下に眠るとされる古代遺跡の調査だった。聞くところによると、そこには失われた強力な魔法のアイテムが眠っているという。成功すれば、ギルドのランクも上がり、我々の名声もさらに高まるだろう。

「すごい依頼だぞ、ライラ！」

俺は興奮して、ライラの手を握りしめた。ライラも、普段は冷静な彼女にしては珍しく、瞳を輝かせている。

「ええ、レン。私たちなら、きっとやり遂げられますわ」

遺跡の調査は、順調に進んだ。地下深くに広がる迷宮は、複雑な罠や強力な魔物で満ちていたが、俺たちの連携プレーで次々と突破していく。ライラの放つ炎や氷の魔法は、敵を圧倒し、俺の剣は、迫りくる魔物を薙ぎ払った。

そして、ついに最深部へとたどり着いた。そこには、まばゆい光を放つ巨大なクリスタルが鎮座していた。伝説の「星屑の欠片」だ。これがあれば、王国の魔力供給を安定させ、さらなる繁栄をもたらすことができるはずだ。

「やったぞ、ライラ！」

俺は、歓喜の声を上げた。ライラも、満面の笑みで俺を見つめている。

「レン、おめでとうございます！ あなたのおかげですわ！」

しかし、その時だった。

「…残念ですが、レン。このクリスタルは、私がいただきますわ」

ライラの声は、冷たく響いた。俺は、何が起こったのか理解できなかった。目の前に立つライラは、もう、いつもの優しい彼女ではなかった。その手には、禍々しい黒いオーラを放つ短剣が握られている。

「ライラ…？ な、何を言ってるんだ？」

「聞こえなかったのですか？ この「星屑の欠片」は、私が手に入れるのです」

ライラは、まるで別人だった。その瞳には、かつての信頼や友情の色は微塵も感じられない。代わりに、底知れぬ野心と、俺への憎悪が宿っていた。

「どういうことだ！ 一緒にここまで来たのに！」

「それは、あなたを利用していたからですわ。あなたが私にとって、どれほど都合の良い存在だったか、あなたは理解していません」

ライラは、嘲笑うかのように続けた。

「あなたのような力自慢の剣士がいれば、どんな強敵も倒せます。そして、私がその成果を横取りする。なんて、効率的なのでしょう？」

俺は、言葉を失った。信じられない。長年、共に戦ってきたライラが、俺を裏切る？

「なぜ…なぜそんなことを…」

「なぜ？ それは、あなたが私に甘すぎるからですわ。あなたは、いつも私を特別扱いしてくれる。でも、それは私にとって、足枷でしかなかった」

ライラは、短剣を構え直した。その構えは、俺が知っているライラの魔法の構えとは全く違う、殺意に満ちたものだった。

「私は、もっと上へ行きたいのです。あなたのような、凡庸な男に付き合っている暇はありません」

「凡庸だと…？」

俺は、拳を握りしめた。怒りが、全身を駆け巡る。だが、それ以上に、深い絶望感が俺を襲った。

「このクリスタルを手に入れれば、私も最強の魔導士になれる。そして、あなたのような邪魔な存在は、排除しなければなりません」

ライラは、俺に容赦なく攻撃を仕掛けてきた。彼女の魔法は、以前よりも遥かに強力になっていた。黒いオーラを纏った魔弾が、俺に迫る。

「ちっ！」

俺は、必死に剣で防ぐ。しかし、ライラの攻撃は、俺の想像を遥かに超えていた。彼女は、俺の戦闘スタイルを熟知している。俺の隙を的確に突き、容赦なく攻撃を加えてくる。

「どうしたのです、レン？ その程度ですか？ これが、あなたがいつも頼りにしていた、私の力ですわ」

ライラは、楽しんでいるようだった。俺を痛めつけることを、彼女は心から楽しんでいる。

「貴様…！」

俺は、叫びながらライラに突進する。しかし、ライラは冷静に回避し、俺の懐に飛び込んできた。そして、短剣の切っ先が、俺の肩を浅く切り裂いた。

「ぐっ…！」

鮮血が、地面に染みを作った。俺は、膝をつきそうになる。

「もう終わりですわ。あなたとの冒険は、ここまで」

ライラは、クリスタルに手を伸ばした。その指先が、クリスタルに触れようとした、その時。

「…そうはいかせない」

声が響いた。それは、俺の知っている声だった。

「……ブラッド？」

俺は、驚いて声のした方を見た。そこに立っていたのは、ギルドの先輩冒険者であるブラッドだった。彼は、いつも飄々としているが、実力はギルドでもトップクラスだ。

「ブラッド…どうしてここに？」

「君たちが、この遺跡にいると聞いてな。まさか、こんな光景を見ることになるとは思わなかったよ」

ブラッドは、ライラを冷たい目で見ていた。

「ライラ、君は一体何をしようとしているんだ？」

「ブラッド…あなたには関係ありませんわ」

ライラは、ブラッドにも敵意を向ける。

「関係ない？ 君が、レンを裏切るというなら、それは俺にも関係ある」

ブラッドは、ゆっくりと剣を抜いた。その剣からは、先ほどまでのライラの黒いオーラとは違う、温かい光が放たれていた。

「レン、君はもう戦えないだろう。ここは、俺に任せてくれ」

「だが…」

「いいんだ。君は、もう十分頑張った」

ブラッドは、俺に優しく微笑みかけた。その笑顔は、俺がライラに求めていたものと、どこか似ていた。

「…ありがとう、ブラッド」

俺は、ライラから目を離し、ブラッドに背を向けた。

「ライラ…お前は、もう俺の相棒じゃない」

俺は、そう言い残し、遺跡から去った。背後で、ブラッドとライラの激しい戦闘が始まったのが聞こえた。

冒険は、時に甘い夢を見せる。だが、その夢の裏には、冷たい現実が潜んでいることもある。ライラとの絆は、俺の心に深い傷を残した。だが、俺は諦めない。この傷を乗り越え、再び立ち上がる。なぜなら、俺は冒険者だからだ。そして、この世には、まだ見ぬ冒険と、真の仲間との出会いが、きっと待っているはずだから。

（了）