【二次エロ】Lady! Set Go!【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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鮫島 菊理(さめじま くくり)
素敵な淑女を志す天真爛漫ガール。ある日帰り道、クルスを拾ったことで彼をめぐる
戦いへと身を投じることとなる。
母に仕込みの戦闘技術とクルスから付与された変身能力で敵を倒す。
この勇敢なる少女は渦巻く闇を打ち払いきっと皆の上に輝く朝日を昇らせるだろう。

クルス
倒れているところを菊理に拾われる。
菊理に変身能力を与えたことで、彼女を戦いに巻き込むこととなる。
何やら訳アリなようだが……

■ Lady! Set Go!

「はぁ～、今日もいい天気！こうして公園のベンチでぼーっとしてるのが一番の幸せだなぁ！」

鮫島菊理は、桜並木の下のベンチに座り、青い空を見上げて満面の笑みを浮かべた。太陽の光が彼女の輝くような笑顔を一層際立たせる。菊理は、淑女になることを夢見る、文字通り天真爛漫な少女だ。上品な所作、美しい言葉遣い、そして何よりも誰にでも分け隔てなく接する優しさ。それらを磨き上げ、いつか本当の淑女になれる日を夢見て、日々努力を怠らなかった。

「でも、淑女って、ただ綺麗なだけじゃダメなんだよね。芯が強くないと、って母さんが言ってたっけ。」

菊理の母は、かつて伝説的な武道家として名を馳せた人物だった。幼い頃から母の厳しい指導の下、菊理は驚くべき戦闘技術を叩き込まれていた。しなやかな身のこなし、正確無比な技、そして何よりも「どんな困難にも立ち向かう勇気」。それは、母が菊理に遺した、淑女になるためのもう一つの大切な教えだった。

「よし！今日も母さんの教えを胸に、素敵な淑女目指して頑張るぞ！」

そう意気込んだ矢先、菊理の耳に微かなうめき声が届いた。

「ん…？」

声のする方へ目をやると、茂みの陰に、誰かが倒れているのが見えた。心配になった菊理は、慌てて駆け寄る。

「大丈夫ですか！？誰か、救急車！」

倒れていたのは、見慣れない少年だった。顔色は悪く、服は泥で汚れ、見るからに弱々しい。しかし、その顔立ちにはどこか神秘的な雰囲気が漂っていた。

「あの…大丈夫？」

菊理がそっと肩に触れると、少年はゆっくりと目を開けた。その瞳は、吸い込まれそうなほど深い青色をしていた。

「…誰…？」

「私、鮫島菊理です。あなたは？」

「…クルス…」

力なく名乗った少年は、そのまま意識を失ってしまった。菊理は、このまま放っておくわけにはいかないと判断し、迷わずクルスを自宅へ連れ帰った。

「お母さんに、変なものを連れて帰ってきたって怒られるかな…でも、放っておけなかったんだ。」

母親は、菊理が連れてきた見慣れない少年を見て、一瞬眉をひそめたが、すぐに優しく微笑んだ。

「菊理が連れてきたのだから、きっと何か理由があるのでしょう。まずは休ませてあげなさい。」

母親の温かい言葉に、菊理はほっと胸をなでおろした。

数日後、クルスは目を覚ました。菊理が看病してくれたおかげで、体調はかなり回復していた。

「ありがとう、菊理。助けてもらった。」

クルスは、菊理に深々と頭を下げた。その表情は、どこか寂しげだった。

「ううん、別に。だって、困ってる人を見たら放っておけないもん。それよりも、クルスは一体どうしてあんなところで倒れてたの？何かあったの？」

菊理の問いかけに、クルスはしばらく沈黙していた。そして、意を決したように、重い口を開いた。

「…私は、追われているんだ。だから、ここにいられない。」

「追われてる？一体誰に？」

「それは…言えない。」

クルスは、そこで言葉を詰まらせた。彼の瞳には、深い悲しみと、そして何か恐ろしいものが映っているように見えた。

「でも、菊理。君に、ある力を与えよう。君なら、私を守れるはずだから。」

そう言うと、クルスは菊理の手を取り、何か不思議な光を放った。菊理の体の中に、温かい何かが流れ込んでくるのを感じた。

「これは…？」

「君に、変身能力を授けたんだ。これがあれば、君はどんな姿にもなれる。そして、君の母さんから教わった技術と合わせれば、どんな敵とも戦えるはずだ。」

突然の出来事に、菊理は呆然とした。変身能力？母の技術と合わせて戦う？淑女を目指していたはずの自分に、一体何が起きているのだろうか。

「でも、クルス…私、そんなこと…」

「君は、勇敢で優しい。それに、君の母さんの教えは、きっと君を強くしてくれる。だから、大丈夫。」

クルスは、菊理の目をまっすぐに見つめた。その瞳の奥に宿る、強い信頼の光に、菊理は断りきれなかった。

「わかった。でも、私にできること、何でもするから。だから、クルスも、もっと話してほしい。」

「ありがとう、菊理。」

クルスは、菊理の決意に、かすかに微笑んだ。

その夜、菊理の平穏な日常は、突然終わりを告げた。

「誰だ！こんな夜中に！」

菊理の家の周りに、黒い影が忍び寄ってきた。彼らは、不気味なオーラを放ち、明らかに敵意を向けていた。

「クルス、大丈夫？」

「ああ、心配ない。君の変身能力を試す時が来たみたいだ。」

クルスがそう言うと、影たちが一斉に襲いかかってきた。菊理は、母親に教わった技で応戦する。しなやかな身のこなしで敵の攻撃をかわし、正確なパンチを繰り出す。しかし、敵は次々と現れ、その数は増していく。

「もうダメかも…！」

菊理が絶体絶命のピンチに陥ったその時、クルスが叫んだ。

「菊理！君ならできる！あの時のように！」

クルスが言った「あの時」が何を指すのか、菊理には分からなかった。しかし、クルスへの信頼と、母の教えが、菊理の心を奮い立たせた。

「淑女は、どんな困難にも立ち向かう勇気を持つもの！」

菊理は、自分に言い聞かせた。そして、クルスから授かった力を、全身で感じ取った。

「変身！」

菊理の体から、眩い光が放たれた。光が収まると、そこには、以前とは全く違う姿の菊理が立っていた。それは、まるで天使のように美しく、そして力強い、新たな姿だった。

「うわぁ！すごい！私、こんな風になれるんだ！」

変身した菊理は、新しく得た力に戸惑いながらも、敵に向かって突き進んだ。彼女の動きは、以前よりも格段に速く、力強くなっていた。母親譲りの戦闘技術と、変身能力が融合し、恐るべき力を発揮した。

「くらえ！」

菊理は、光の剣を振りかざし、敵を一掃していく。彼女の姿は、まるで夜空に輝く星のようだった。

戦いが終わり、静寂が戻ってきた。菊理は、自分の力に驚きながらも、誇らしげな表情を浮かべていた。

「やった！私、やれたんだ！」

「君は、本当に勇敢だ、菊理。」

クルスは、菊理の活躍を称賛した。彼の瞳には、以前にも増して強い輝きが宿っていた。

「でも、これは始まりに過ぎない。これから、もっと強い敵が現れるだろう。君は、私と一緒に戦ってくれるか？」

クルスは、菊理に問いかけた。菊理は、迷うことなく頷いた。

「もちろん！私、約束したもん。クルスと一緒に、この闇を打ち払うって。」

菊理の決意に、クルスは温かく微笑んだ。

「ありがとう。君となら、きっと大丈夫だ。」

こうして、淑女を目指す天真爛漫ガール、鮫島菊理は、クルスと共に、渦巻く闇に立ち向かう戦いの渦へと身を投じることとなった。彼女の胸には、母から受け継いだ勇気と、クルスから授かった力、そして何よりも、皆の上に輝く朝日を昇らせたいという強い願いがあった。

「Lady! Set Go!」

菊理の決意の言葉と共に、新たな戦いが幕を開けた。彼女の行く手には、どんな困難が待ち受けているのだろうか。しかし、彼女の輝く笑顔と、揺るぎない勇気があれば、きっとどんな闇も打ち払うことができるだろう。そして、いつか、彼女の周りに、温かい光が満ち溢れる日が来ることを、誰もが信じていた。