【二次エロ】女湯かと思ったら男湯でした!!【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■ 湯けむりの邂逅

「はぁ〜〜〜、極楽極楽…」

熱めの湯に身を沈め、背徳感にも似た安堵のため息が漏れた。今日は仕事でヘトヘトになった体と心を癒すために、近所でも評判の銭湯「湯けむり亭」にやってきたのだ。暖簾をくぐった瞬間から漂う、懐かしい石鹸の香りと、湯気によってぼんやりと霞む浴室の空気が、既に私の心を解きほぐしていく。

脱衣所では、いつものように番台のおばあちゃんがニコニコと迎えてくれた。

「あら、〇〇さん。今日は早いじゃないの。お疲れ様。」

「おばあちゃん、いつもありがとう。今日は本当に疲れてて…」

そう言って、私は脱衣籠に服を放り込み、タオルを手に取った。浴室の扉を開ける。湯気で視界は遮られ、人の気配はするものの、表情までは判別できない。いつもなら、この時間帯は常連さんたちで賑わっている。

「失礼しま〜す。」

いつものように、小さく声をかけながら、私は脱衣所から浴室へと足を踏み入れた。床はタイル張りで、水滴が滑る音が心地よい。掛け湯をして、いざ湯船へ…と、その時、私の鼻腔をくすぐる香りが、いつものものとは少し違うことに気がついた。

「あれ…？ なんか、香りが違うような…？」

普段は、女性のシャンプーや石鹸の甘く華やかな香りが混ざり合っているのに、今日は、なんだかさっぱりとした、男性用の整髪料のような、あるいは、微かに薬草のような、そんな香りがする。

「気のせいかな。最近、鼻が鈍ったのかも。」

そう自分に言い聞かせ、私は目指す広々とした露天風呂へと向かった。しかし、足を進めるうちに、違和感はさらに増していく。湯船の縁に置かれた桶の数、それから…聞こえてくる声。

「あー、肩まで浸かると気持ちいいね。」

「本当だ。今日の湯は特に温度が高い気がする。」

「〇〇くん、ちょっとそっち寄ってくれる？ 鏡が見づらいんだよ。」

「えー、なんで？ 俺だって鏡見たいんだからさ。」

…ん？

「〇〇くん」？ 鏡？

私の鼓動が、不自然に速くなり始めた。女性の浴室で「〇〇くん」という呼び方は、まずありえない。そして、鏡を覗き込んでいるという行為。普段、女性の浴室では、身だしなみを整えるのは脱衣所が主で、浴室で鏡をじっくり見る人は少ない。

恐る恐る、湯気でぼやけた視界を凝視する。湯船の縁に座っている数人の人影。そして、その人影から発せられる声のトーン。どれも、私の知っている女性の声とは明らかに違う。低く、響くような声。

「これは…もしかして…」

背筋に冷たいものが走った。私は、息を呑み、ゆっくりと頭を上げた。視界のぼんやりとした霧が晴れていくように、湯気の中から、輪郭が浮かび上がってくる。

それは、紛れもない、男性の体だった。

「うわぁぁぁぁぁっ！！！」

私から、甲高い悲鳴が飛び出した。湯船の縁に座っていた数人が、一斉にこちらを振り向く。その顔には、驚愕と、そして…下卑た笑みが混ざっていた。

「おい、なんだ、今の声。」

「女か？ なんで女がここに…」

「うわ、マジで女だ！」

彼らの顔は、湯気でよく見えないが、その声色と、こちらに群がってくるような気配で、私は恐怖に駆られた。

「ご、ごめんなさい！ 間違えました！！」

私は、もはや形振り構っていられなかった。湯船から飛び出し、裸のまま、湯気で霞む脱衣所へと駆け戻る。背後から、野次馬のような声が追いかけてくる。

「おい、待てよ、かわいい娘さん！」

「どこから入ってきたんだ？」

「逃がすか！」

扉を乱暴に開け、私は脱衣所へと転がり込んだ。幸い、脱衣所には誰もいない。私は、震える手で、自分の服を掴み、慌てて身に纏った。下着をまともに着ける余裕もなく、シャツのボタンも適当に留める。

「くそっ、どうしてこんなことに…」

湯けむり亭は、男女で浴室が完全に分かれているはずだ。なのに、どうして私は男湯に迷い込んでしまったのだろうか？ 記憶を辿る。暖簾をくぐり、番台のおばあちゃんの顔を見て、脱衣籠に服を入れ、浴室へ…

「…あ」

そこで、私の記憶が止まった。

「…あ、あの、おばあちゃん…」

私は、脱衣所から、震えながらも、意を決して番台の方へと歩み出た。番台には、先ほどと同じおばあちゃんが座っている。しかし、その表情は、先ほどとは異なり、どこか意味ありげな微笑みを浮かべていた。

「どうしたんだい、〇〇さん。顔色が悪いじゃないか。」

「あの…私、今、男湯に…」

言いかけると、おばあちゃんは、くすくすと笑い出した。

「あら、そうなの？ それは大変だったわねぇ。」

「大変なんてものじゃありません！ もう、心臓が破裂するかと思いましたよ！」

「あらあら。でも、なんだか楽しそうだったじゃないか。男の子たち、興奮してたみたいだよ？」

「楽しそうなんて…！ もう二度とあんな経験したくありません！」

「でもねぇ、〇〇さん。」

おばあちゃんは、私の言葉を遮るように、ゆっくりと続けた。

「今日ね、湯けむり亭は、特別なのさ。」

「特別…？」

「そう。今日は、年に一度の『男女湯入れ替えの日』なんだよ。」

「…え？」

私の耳が、正常に機能しているのか疑った。男女湯入れ替えの日？ そんな話、聞いたこともない。

「ほら、この暖簾、よく見てごらん。」

おばあちゃんが指差したのは、私がくぐってきた、あの「湯けむり亭」の暖簾だ。確かに、そこには、普段とは違う、小さな文字で「本日は男女湯入れ替え」と書かれている。しかし、湯気でぼやけていて、まったく目に入らなかったのだ。

「うそ…そんな…」

私は、呆然と暖簾を見つめた。つまり、私は、自分がいつも入っている女性用の浴室ではなく、今日は男性用の浴室に入ってしまったというのだ。そして、それは、私だけの勘違いではなく、銭湯側の意図的な「入れ替え」だったということ。

「あー、なるほど…」

ようやく、事態が理解できた。なぜ、香りが違ったのか。なぜ、声が違ったのか。なぜ、彼らは私に群がってきたのか。それは、彼らにとっても、突然現れた「本物の」女性に、興奮したからに他ならない。

「でも、おばあちゃん…」

私は、もう一度、おばあちゃんに尋ねた。

「でも、どうして、そんな日があるんですか？ しかも、ちゃんと告知してほしいですよ！」

「ふふふ。これはね、昔からの風習なのさ。年に一度、男女が互いの立場を体験する、っていうね。普段、男性ばかりが気にする『男のロマン』とやらを、女性にも味わってもらおうっていう、粋な計らいなのさ。」

「男のロマン…？」

「そうそう。普段、女性ばかりが気にする『女の園』の秘密とか、そういうのを、男たちにちょっとだけ垣間見てもらう日もある。今日は、その逆。」

おばあちゃんの話は、どこかユーモラスで、しかし、その裏には、何か深い意味があるような気もした。

「それにね、〇〇さん。」

おばあちゃんは、私に近づき、小声で囁いた。

「今日、君が男湯に入ったことで、あの男の子たち、みんな、普段の自分たちの行動をちょっとだけ反省したかもしれないよ？ 本当に女性が入る場所で、ああいう振る舞いをしていいのか、ってね。」

「…そう、なんでしょうか。」

確かに、彼らは、私の悲鳴に驚き、そして、私の服を着替える様子を、どこか気まずそうに見守っていたような気もした。

「さあ、どうだろうね。でも、何事も経験さ。君も、今日は、男の気持ちをちょっぴり味わえたんじゃないか？」

おばあちゃんは、そう言って、私に一枚のタオルを差し出した。

「さあ、もう一度、ゆっくりお風呂に入ってきなさい。今日は、特別料金でいいから。」

私は、そのタオルを受け取り、湯気で霞む浴室の扉を、もう一度見つめた。先ほどまで感じていた恐怖とは、少し違う感情が芽生えていた。それは、なんだか、少しだけ、冒険をしたような、そして、ほんの少しだけ、新しい世界を覗いてしまったような、そんな不思議な感覚だった。

「…はい。ありがとうございます。」

私は、もう一度、浴室の扉を開けた。今度は、恐怖ではなく、かすかな期待を胸に。湯気は、相変わらず視界を遮っていたが、先ほどの、あのさっぱりとした、男性的な香りが、ほんのり漂ってきている。

「…失礼しまーす。」

今度は、少しだけ、勇気を出して、声をかけた。湯船の向こうから、数人の男性の声が聞こえる。

「お、また来たか。」

「今度は、ちゃんと入浴するんだな。」

「さっきは、驚かせたな。」

彼らの声には、先ほどのような下卑た感じはなく、むしろ、どこか親しみのようなものが感じられた。

「…はい。今日は、少し、長湯させていただきます。」

私は、そう言って、ゆっくりと湯船に足を踏み入れた。熱めの湯が、私の体を包み込む。先ほどとは、少しだけ違う、不思議な感覚。男湯の湯は、なんだか、より体にしみるような気がした。

湯けむりの向こうに、ぼんやりと見える男たちの顔。彼らもまた、私という「闖入者」に、戸惑いと、そして、ほんの少しの興味を抱いているのかもしれない。

湯けむりの邂逅。それは、私が一生忘れることのない、奇妙で、そして、どこか心温まる、銭湯での一夜となったのだった。そして、もしかしたら、ほんの少しだけ、私の人生観も変わったのかもしれない。男女の立場なんて、案外、紙一重なのかもしれない、と。