【二次エロ】おさわりメトロがぐ～るぐる おとなしJK編【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■ おさわりメトロがぐ～るぐる ～おとなしJK編～

夏の日差しがアスファルトを焼く午後、最寄り駅の地下鉄ホームは、蒸し暑さと人々の熱気で満ちていた。高校二年生の佐藤莉子はこの混雑が苦手だった。黒縁メガネの奥の瞳はいつも俯きがちで、周囲の喧騒から距離を置くように、スマホの画面に没頭する癖がついている。背は平均よりやや低め、色素の薄い茶色の髪は肩のあたりで切り揃えられ、制服のスカートは膝が隠れる丈。クラスでは「おとなしい佐藤さん」と呼ばれ、目立つことはなく、だからこそ、彼女の日常にささやかな波風が立つことなど、誰も想像しなかった。

「電車、遅れてるのかな…」

スマホで時刻表を確認する。本当は、授業が終わってすぐに家に帰りたい。でも、今日は少しだけ、いつもとは違うことをしたかった。数日前から、SNSで噂になっている「おさわりメトロ」という現象。男性が女性の体に無言で触れるという、陰湿で卑劣な行為。それが、この路線の特定の時間帯に頻繁に起こっているというのだ。信じがたい話だと思っていたけれど、友達のAちゃんが「私もあったよ！」と震える声で話していたのを聞いてから、莉子の胸には漠然とした不安と、そして、ほんの少しの好奇心が芽生えていた。

「…もし、本当なら、どうすればいいんだろう」

ふいに、背後から強い風が吹き抜けた。電車が到着した合図だ。ドアが開くと同時に、莉子は人波に押されるように車内へと滑り込んだ。想像以上に混雑していた。週末でもないのに、この時間帯の電車はいつもこうだ。吊り革に掴まり、再びスマホに視線を落とす。

数分後、電車はゆっくりと動き出した。ガタンゴトン、という心地よいリズム。車内のざわめきが、次第に莉子の意識から遠のいていく。集中しようとするほど、余計に周囲の気配が気になってくる。あの噂は、本当に現実なのだろうか。もし、自分がその対象になったら…。考えたくもないのに、脳裏に最悪のシナリオが浮かんでしまう。

その時だった。

右腕に、何かが触れた。

冷たい、硬い感触。最初は、隣に立つ人のバッグか何かだろうと思った。けれど、その感触は、じわりと、ゆっくりと、莉子の二の腕を這い上がってきた。

「…っ！」

心臓が跳ね上がった。これは、バッグではない。人の手だ。しかも、その手は、まるで探るように、肌の上を滑ってくる。背筋に冷たいものが走り、全身が強張った。

「…あ…」

声にならない声が喉から漏れる。スマホを握りしめる手に力がこもった。周りの乗客に気づかれないように、莉子は顔を上げることができない。ただ、その不快な感触に耐えることしかできなかった。

その手は、さらに上へ、肩の方へと向かってくる。まるで、彼女の服の隙間を探るように。莉子は、恐怖と嫌悪感で、息が詰まりそうだった。

「…やめて…」

心の中で叫んだ。でも、口からは何も出ない。いや、出せない。もし、ここで騒ぎ立てたら、もっと注目を浴びてしまう。もっと、恥ずかしい思いをするかもしれない。おとなしい自分は、こんな状況でどうすればいいのか、全く分からなかった。

電車は次の駅に滑り込む。ドアが開いた瞬間、少しだけ人の流れが変わり、莉子のすぐ後ろにいた人物が、少しだけ前に押し出された。そして、あの不快な感触が、スーッと消えた。

「…ふぅ…」

深呼吸をする。まだ、腕には、その手の感触が残っているような気がする。冷たい、ぞっとするような感覚。

「…大丈夫、だった…」

自分に言い聞かせる。でも、心臓はまだバクバクと鳴っている。顔は紅潮し、冷や汗が額に滲んでいた。

次の駅に着いた。ドアが開いた時、莉子は意を決して、反対側のドアへと移動した。少しでも、あの人物から離れたかった。新しい吊り革に掴まり、再びスマホに視線を落とす。でも、もう、画面に集中することなどできなかった。

「…本当に、いるんだ…」

あのSNSの噂は、嘘ではなかった。そして、自分は、その「おさわりメトロ」に遭遇してしまったのだ。

心臓の鼓動が落ち着かない。周りの男の人の顔が、妙に意識されてしまう。誰かが、自分を見ているような気がして、落ち着かない。

「…あの人…？」

ふと、視線を感じた。数メートル先に立つ、一人の男性。年齢は、20代後半だろうか。黒いTシャツにジーンズというラフな格好。特徴的なのは、その髪型だ。少し長めの黒髪が、額にかかっている。そして、その表情は、どこか無表情で、感情が読み取れない。

彼が、自分を見ていたのだろうか。そう思った瞬間、莉子は視線を逸らした。でも、なぜか、あの男性から目が離せない。

電車が再び動き出す。トン、トン、と揺れる車内。莉子は、再びあの恐怖に襲われるのではないかと、身構えた。

「…また、だ…」

今度は、左腕。先ほどとは違う感触。少し、湿ったような、温かい感触。

「…っ！」

全身に鳥肌が立った。息を呑む。これは、間違いなく、人の手だ。

「…やめて…」

今度こそ、声に出そうとした。しかし、喉が張り付いたように、言葉が出てこない。

その手は、ゆっくりと、しかし確実に、莉子の制服の袖を伝って、指先が肩のあたりに触れてくる。ぞっとするような、不快感。

「…あの、人…」

莉子は、恐る恐る、視線を上げた。そして、目が合った。

数メートル先に立つ、あの黒髪の男性。

彼は、無言だった。その表情は、やはり変わらない。ただ、その瞳が、莉子の腕に触れている、自分の手を見つめていた。

莉子は、固まった。どうすればいいのか、全く分からない。恐怖よりも、何よりも、この状況の異様さに、思考が停止してしまった。

男性は、ゆっくりと、莉子の腕に触れている手を、さらに滑らせた。まるで、彼女の肌を確かめるかのように。

「…っ！」

莉子は、ついに耐えきれなくなり、小さく悲鳴を上げた。

「…あ…」

その声に、周囲の乗客が、ちらりとこちらを見た。

男性は、その視線に気づいたのか、一瞬、動きを止めた。そして、ゆっくりと、腕に触れていた手を、引き抜いた。

まるで、何事もなかったかのように。

電車は、次の駅に滑り込んだ。ドアが開く。

男性は、そのまま、何事もなかったかのように、ドアから降りていった。

莉子は、呆然とその背中を見送った。

「…もう、終わり…？」

信じられない気持ちだった。あの恐怖は、一体何だったのだろう。

電車は、再び走り出した。車内のざわめきが、戻ってくる。

莉子は、自分の腕をそっと触った。まだ、あの手の感触が残っているような気がする。

「…あの人、何だったんだろう…」

あの男性は、一体、何をしていたのだろう。ただの、変質者？それとも、噂になっている「おさわりメトロ」の犯人？

でも、あの男性の表情は、どこか悲しげだったような気もした。

莉子は、窓の外を見た。流れていく景色。

「…私、どうすれば、いいんだろう…」

おとなしい自分は、この世の中の理不尽な出来事に、どう立ち向かえばいいのか。

その夜、莉子はなかなか寝付けなかった。あの男性の、無表情な顔と、無言で触れてきた手が、脳裏から離れない。

数日後、莉子は、勇気を出して、友達のAちゃんに、その出来事を話してみた。

「…そ、それで、どうなったの？」Aちゃんは、心配そうに莉子の顔を覗き込んだ。

「…あの、男の人が、私の腕に触れてきたんだけど…」莉子は、声が震えるのを抑えながら言った。「でも、私が声を出したら、すぐに手を離して、降りていったの…」

Aちゃんは、しばらく黙っていた。そして、ふいに、莉子の肩を掴んだ。

「莉子、よかった…！でも、それって、もしかしたら、あの…」

Aちゃんが言いかけた時、莉子は、ふと、あることを思い出した。

あの男性が、自分の腕に触れた時、その顔に浮かんだ、一瞬の表情。

それは、恐怖でも、嫌悪でも、ましてや欲望でもなかった。

それは、まるで、何かを探しているような、戸惑いの表情だった。

「…もしかしたら…」

莉子は、呟いた。

「もしかしたら、あの人、私に、触れたかったんじゃなくて…」

「…え？」

Aちゃんが、怪訝な顔をした。

「…触れられたかったんじゃないかな…？」

莉子の言葉に、Aちゃんは目を見開いた。

「…え…？どういうこと？」

「…だって、あの、男の人、触られたら、どうしようって、困ってるみたいだったんだもん」

莉子は、あの日の男性の表情を思い出しながら、ゆっくりと続けた。

「…私、もしかしたら、あの人、触られることに、慣れてなかったのかも…」

その日から、莉子の心に、新たな疑問が芽生えた。

「おさわりメトロ」とは、一体、何なのだろう。

それは、ただの性的な欲望を満たすための行為なのか。

それとも、もっと、複雑で、理解できない、何か別の意図があるのだろうか。

莉子は、まだ、その答えを見つけることができない。

ただ、あの日の電車の中で、冷たい肌に触れてきた、あの手の感触と、無表情な男の人の顔が、忘れられずにいた。

そして、彼女の心の中で、静かに、しかし確実に、何かが変わり始めていた。

おとなしいJK、佐藤莉子の日常は、あの「おさわりメトロ」を境に、少しずつ、しかし確実に、奇妙な方向へと進み始めていたのだ。

（続く）