【エロ動画】遺物の飲み物でフワフワ成れ果て【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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## 深淵の蜜、浮遊の果実

「…これ、本当に飲むんですか？」

コトリは目の前の試験管を疑わしげに見つめた。淡いピンク色に濁った液体は、底の方に綿菓子のようなものが沈殿している。ラベルには手書きで「深淵発酵蜜酒：試作品α」と、達筆すぎて読めない注意書きが並んでいる。

「まあ、そういう指示だからね」

背後から呑気な声が聞こえる。振り返ると、白衣を纏った研究者のオオトリ博士が、丸眼鏡の奥で目を細めて笑っていた。博士は、深淵で見つかる奇妙な遺物や生物の研究に没頭している変わり者だ。コトリは博士の助手として、日々、危険で奇妙な実験に立ち会っている。

「この間は『深淵の粘液風呂』とかいう、本当に粘液のお風呂に入らされたんですよ？ 今回は一体どんな目に…」

コトリは、過去の悪夢を思い出し、身震いした。深淵の粘液風呂は、文字通り深淵で見つかった謎の粘液を満たした風呂に入るという実験だった。結果は、肌がツルツルになった、という以外、特に何もなかった。

「今回は大丈夫、安心して。これは深淵で見つかった特殊な植物から採取した蜜を発酵させたものなんだ。名前の通り、飲むとフワフワとした感覚になるらしい」

「らしい、って…博士も飲んでないんですか？」

コトリは呆れた。いつもそうだ。博士は新しいものが好きで、助手であるコトリを実験台にする。

「いや、私はね…こういうのは若い君に任せるのが一番かな、と思って」

博士は肩をすくめて、ニヤリと笑った。コトリはため息をつき、試験管を手に取った。もう逃げられない。

「…わかりました。飲みますよ」

覚悟を決めて、試験管を傾けた。甘い香りが鼻をくすぐる。一口飲むと、舌にピリピリとした刺激が走った。次に、脳に直接響くような甘さが広がる。まるで蜂蜜を凝縮したような、濃厚な甘さだ。

「…甘い」

コトリは思わず呟いた。甘すぎる。しかし、その甘さの中に、微かに金属のような、深淵特有の味が混ざっている。

「どう？ 何か変化は？」

博士が身を乗り出して尋ねた。コトリは首を振った。

「まだ、何も…」

しかし、次の瞬間、コトリは足元がフワリと浮くような感覚に襲われた。視界が歪み、世界がぐるぐると回り始める。

「うわっ！」

コトリは慌てて机にしがみついた。体が勝手に浮き上がりそうになる。まるで重力がなくなったみたいだ。

「ほほう、来た来た。体が軽くなるだろう？」

博士は興奮した様子でメモを取り始めた。コトリは必死に抵抗したが、体の浮遊感は増すばかりだ。

「軽くなる、どころじゃないです！ 浮いてます！」

コトリの体は、完全に地面から離れた。天井を見上げると、照明がぼやけて見える。

「おお、本当に浮いた！ これは素晴らしい！ 予想以上の効果だ！」

博士は目を輝かせ、ビデオカメラを構えた。

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「ちょ、ちょっと待ってください！ これ、どうすればいいんですか！？」

コトリはパニックになった。空中を漂う自分の姿を想像すると、恥ずかしくてたまらない。

「落ち着いて、落ち着いて。しばらくすれば慣れるよ。ほら、手を伸ばして、壁に掴まって」

博士に言われた通り、壁に手を伸ばした。しかし、体が言うことを聞かない。まるで水中を漂うように、フワフワと揺れるだけだ。

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「…全然、掴めません！」

コトリは絶望した。完全にコントロールを失った体は、ただただ漂うばかりだ。

「うーん、これは少し調整が必要かな。効き目が強すぎるようだ」

博士は顎に手を当てて考え込んだ。コトリは、自分が実験動物になった気分だった。

「博士！ なんとかしてください！ このままじゃ、どこまでも浮いていっちゃう！」

コトリは必死に訴えた。しかし、博士は相変わらず冷静に観察を続けている。

「大丈夫、大丈夫。安全装置はちゃんと作動しているから。君が部屋から出ないように、結界を張ってある」

博士はこともなげに言った。コトリは力が抜けた。結局、博士は自分のことしか考えていないのだ。

「…もう、知りません」

コトリは諦めて、フワフワと漂うことにした。どうせ逃げられない。せめて、このフワフワした感覚を楽しんでやろう。

目を閉じると、体がゆっくりと回転し始めた。まるで深淵の奥底で、静かに眠っているような感覚だ。

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しばらくすると、体が慣れてきたのか、少しだけコントロールできるようになった。手を伸ばせば、ゆっくりとだが、進むことができる。

「…意外と、悪くないかも」

コトリは呟いた。天井近くを漂いながら、部屋を見渡す。普段は見ることのない視点だ。

「博士、見てください！ あんなところに、埃が溜まってますよ！」

コトリは得意げに言った。博士は相変わらずメモを取りながら、

「ほう、それは新しい発見だ。記録しておこう」

と、呟いた。コトリはため息をついたが、少しだけ気分が晴れた。

それから、コトリはしばらくの間、空中散歩を楽しんだ。壁にぶつかったり、物に引っかかったりしながらも、徐々にコツを掴んでいった。

「…意外と、楽しいかも」

コトリは笑った。深淵の蜜がもたらした、奇妙な浮遊感。それは、日常から解放された、自由な感覚だった。

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しかし、楽しい時間は長くは続かなかった。突然、体の浮遊感が弱まり、ゆっくりと地面に降り始めた。

「あれ？ もう終わり？」

コトリは名残惜しそうに言った。地面に着くと、足にずっしりとした重みが戻ってきた。

「どうだった？ 貴重なデータが取れたよ。ありがとう」

博士は満足そうに言った。コトリは疲れ果てて、床にへたり込んだ。

「もう、二度と飲みません」

コトリは力なく言った。しかし、心のどこかでは、またあのフワフワした感覚を味わいたいと思っていた。

数日後、博士は新しい試験管を手に、コトリの元にやってきた。

「やあ、コトリ君。深淵発酵蜜酒、今度はβ版が完成したよ。今回はね、効果が持続するように改良を加えたんだ」

コトリは絶望した。しかし、博士の目が、まるで子供のようにキラキラと輝いているのを見て、ため息をついた。

「…わかりました。飲みますよ」

コトリは覚悟を決めた。深淵の蜜がもたらす、奇妙な冒険。それは、まだ始まったばかりなのだ。

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