【エロ動画】東方アールグレイラジオ Vol.2【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■東方アールグレイラジオ Vol.2

アールグレイの情報をお届けする、アールグレイラジオ。

パーソナリティは射命丸文＆河城にとりでお送りします。


◆トラックリスト

01.第4回（2010.01.29公開）

02.第5回（2010.02.13公開）

03.第6回（2010.03.01公開）

04.第7回（2010.03.13公開）

05.外の世界でチャレンジ大作戦！ part.1

春風が舞い上がり、桜の淡いピンクが幻想郷の空を彩っていた。古木の枝に止まった射命丸文は、爪を研ぎながら、遠くに見える紅魔館を眺めていた。

「ふふふ…にとり、そろそろ準備はいいかしら？」

低い声で問いかけると、傍らから小さな音が聞こえる。それは河城にとり、小さな体で巨大な録音機材を組み立てていた。その機材は、どこか手作り感にあふれていて、妙に愛嬌があった。

「はい、文さん。第7回『東方アールグレイラジオ』の収録準備完了です！」

にとりは、得意げに報告する。アールグレイラジオ。それは、彼女たちが幻想郷の最新情報や、時にはくだらない雑談を交えながら発信する、いわばインターネットラジオのようなものだった。決して大規模な放送ではないが、幻想郷の住人達の間では、密かな人気を誇っていた。

今日の放送は、シリーズの中でも特に注目度の高い「外の世界でチャレンジ大作戦！ part.1」。これは、幻想郷外の世界への冒険をテーマにした企画で、既に数々の困難を乗り越えてきた。

「今回は、あの『人間界』に挑戦するワケね。…ワクワクするわ！」

文は、きらりと光る目を輝かせながら言った。人間界。幻想郷の住人にとって、それは未知の世界であり、危険と隣り合わせの場所だった。

「ええ、しかし！にとりは、万全の対策を講じております！」

にとりは、小さな胸を張って、自作の「人間界対応マニュアル」を取り出した。それは、厚さ10cmもある分厚いノートで、様々な人間界の情報がびっしりと書き込まれていた。

「まずは、交通手段。人間界では、あの『電車』というものが主流らしいですね。…座席に座る練習もしました！」

にとりは、録音機材の横に置かれた小さなぬいぐるみを指さす。それは、人間界の電車の座席を模して作られたもので、驚くほどの精密さで再現されていた。

「…その努力は認めるわ。でも、座席に座る練習だけでは済まないわよ。人間界には、想像を絶する危険が潜んでいるのよ！」

文は、冷静に指摘する。確かに、人間界は幻想郷とは全く異なる環境であり、様々な危険が潜んでいる。だが、にとりは恐れる様子を見せない。

「大丈夫でございます！マニュアルには、あらゆる事態への対策が記されております。…例えば、人間界の生き物『犬』への対処法も…」

にとりは、マニュアルから一枚の紙を取り出す。そこには、「犬に遭遇したら、冷静に頭を下げる。必要であれば、おやつを差し出す」といった対策が書かれていた。

「…おやつ…か」

文は、にとりの手腕に感心しつつも、少し複雑な表情を浮かべる。彼女たちのアールグレイラジオは、時に予想外の展開を見せることも多かった。

放送が始まると、にとりは持ち前の精密さで、人間界に関する情報を淡々と説明していく。一方、文は、その情報を基に、独自の視点から様々な考察を加え、リスナーを飽きさせないトークを展開する。

電車の乗り方から、人間界の食べ物、そして人間社会の仕組みまで、二人はあらゆる情報を網羅していく。しかし、放送の終盤に差し掛かった時、予期せぬ出来事が起こる。

突然、録音機材から奇妙なノイズが流れ始めた。それは、まるで人間界からの何らかの電波 interference のように聞こえた。

「…これは…？」

にとりは、困惑しながら機材を点検する。

「まさか…人間界からの信号…？」

文は、鋭い視線を遠くに向ける。ノイズは徐々に大きくなり、やがて、聞き取れる言葉が混ざり始める。

それは、人間界の子供たちの楽しげな笑い声や、街の喧騒、そして…何かの歌声だった。

「…これは、外の世界からの、贈り物なのかしら…」

文は、優しく微笑みながら、そう呟いた。アールグレイラジオは、幻想郷と外の世界を繋ぐ、小さな架け橋となっていたのかもしれない。放送は、感動的な幕切れを迎えた。次回、更なる人間界冒険が待ち受けている。


そして、エンディングテーマが流れ出すと同時に、二人で静かに語り合った。「次は、何に挑戦しようかしら…？」「…そうですね…文さん。マニュアルに載っていない、新しい冒険を…！」  二人の新たな冒険は、静かに幕を開けるのだった。