【エロ動画】人を飲み込む絵画【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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状態変化　短編動画企画　第一弾

 総時間:約4分

 動画拡張子:wmv  

「学校の〇談」の某エピソードをモチーフにした作品です。  


イラスト:どりる 

シナリオ:トキ 


声の出演:伊ヶ崎綾香、かの仔、暁鞠子、みる☆くるみ

廃校になった北稜中学校。校舎の窓は全て割れ、壁はいたるところで剥がれ落ち、蔦が絡まり、まるで朽ち果てた巨木のようだった。その校舎の一室、かつて美術室だったであろう部屋には、一枚の絵画が残されていた。キャンバスは古び、ひび割れ、色も褪せていたが、それでも奇妙な迫力を感じさせる絵だった。それは、渦巻くような黒と、不気味なまでに鮮やかな赤で描かれた抽象画。絵の主題は分からなかったが、見る者を吸い込むような、底知れない闇を孕んでいた。

この絵画のことを知っていたのは、四人の女子高校生、伊ヶ崎綾香、かの仔、暁鞠子、そしてみる☆くるみだった。彼女たちは、廃校となった北稜中学校の怪談を語る動画を配信するYouTuberグループ「幽玄探訪隊」のメンバーだった。廃校の怪談動画は再生数が多く、彼女たちを人気に導いた立役者でもあった。

「……あの絵、何か嫌な予感がする」

綾香が呟いた。彼女たちは、廃校探索の最終日、この絵画の前に立っていた。カメラは三脚に固定され、静かに部屋の隅で彼女たちを捉えている。

「確かに。何か…吸い込まれそう」

かの仔が同意する。彼女は、いつも冷静沈着な分析役だ。

「絵の具…普通じゃないよね。質感も違うし」

鞠子は、絵画に近づき、指でキャンバスの表面を軽く触れた。彼女の指先が黒と赤の絵の具に触れると、不思議な感触が伝わってきた。まるで生きた生物のような、微かな温もりと脈打つような感触だ。

「もしかして…呪われているとか？」

くるみが震える声で言った。彼女は四人の中で一番怖がりだが、同時に一番好奇心旺盛だった。

その瞬間、奇妙な音が響いた。まるで絵画の中から何かが這い上がってくるような、不気味な擦れる音だ。彼女たちは息を呑んだ。絵画の黒と赤が、わずかに蠢き始めた。

「ちょ、ちょっと待って…」

綾香が慌ててカメラに近寄り、ズームを調整する。絵画の表面が、まるで生き物のように動き始めているのがはっきりと映し出された。黒と赤の渦が速まり、中心部から何かが押し出されてくるような動きを見せる。

「逃げる！」

かの仔が叫んだ。彼女たちは、絵画から離れようと後ずさりした。しかし、遅かった。絵画の中心部から、黒と赤の渦が爆発するように広がり、彼女たちを飲み込もうとした。

綾香は叫び声を上げた。彼女たちの足が、地面に吸い込まれるように沈んでいく。恐怖と絶望が、彼女たちの心を締め付けた。絵画の黒い渦は、彼女たちの身体を飲み込み、完全に吸収していった。

カメラは、彼女たちが消えた後も、静かに絵画を捉え続けていた。そして、画面はゆっくりと暗転していった。

数日後、廃校跡地を訪れた警察は、絵画の前に置かれた三脚と、わずかに残されたカメラを発見した。カメラのSDカードには、彼女たちが絵画に吸い込まれていく様子が克明に記録されていた。しかし、その映像は、途中で途切れていた。まるで、何かによって強制的に停止されたかのようだ。

それからというもの、北稜中学校の廃校跡地には、近づく者はいなくなった。絵画は、今もなお、その不気味な姿を保ったまま、誰かを待ち続けている。

夜になると、校舎の窓から、かすかな光が漏れることがあるという噂が、近隣の住民の間で囁かれている。それは、絵画の中に閉じ込められた彼女たちの、最後の抵抗なのかもしれない。あるいは、新たな犠牲者を待ち受ける、絵画自身の闇の呼吸なのかもしれない。  その真実は、永遠に闇の中に隠されたまま、謎として残り続けるだろう。

しかし、動画サイトには、幽玄探訪隊の最後の動画は残された。再生数は、日に日に増え続けている。まるで、絵画に吸い込まれた彼女たちが、ネットを通じて、今もなお、人々を誘い込んでいるかのように。

そして、動画のコメント欄には、奇妙なコメントが書き込まれ続けている。「私も吸い込まれたい」「美しい…」「あの絵、どこかで見たことがある」…  まるで、絵画の呪縛に囚われた人々の、歪んだ叫びのように。

北稜中学校の絵画は、今も、静かに、そして貪欲に、人を待ち続けている。