【エロ動画】おにいちゃんコンティニュー！ ゆうりとしーくれっとらぶ【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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## おにいちゃんコンティニュー！ ～ゆうりとしーくれっとらぶ～

「……はぁ。」

ため息ともつかない、猫の鳴き声のような小さな吐息が、私の部屋に響いた。窓の外は、もうとっぷりと日が暮れている。机の上には、山積みの参考書と、薄暗いデスクライトの光に照らされた、数式だらけのノート。そして、私の手元にあるのは、握りしめたまま冷たくなったチョコレートの包み紙。

「また、ダメだった……。」

高校二年生の夏。世間では夏休みを満喫しているであろうこの時期、私は地獄のような受験勉強の真っ只中にいた。特に苦手なのが数学。このままでは、第一志望の大学はもちろん、どこの大学にも受かる気がしない。

「ゆうり、まだ起きてるの？」

ドアが静かに開き、兄の声が聞こえた。兄、悠（ゆう）は、大学三年生。私の三つ年上だ。いつもは飄々としているけれど、いざという時の頼りになりっぷりは、まるでスーパーマンみたい。でも、そんな兄にさえ、今の私の悩みは打ち明けられずにいた。

「うん、まだ。」

精一杯明るく返事をする。このまま落ち込んでいる姿を見せるのは、なんか、情けないから。

「なんか、顔色悪いよ？　無理しないでね。」

悠は、私の部屋に入ってきて、額に手を当てた。ひんやりとした感触が心地よい。

「大丈夫だよ。ちょっと、眠いだけ。」

嘘だ。眠いわけじゃない。ただ、どうしようもない焦燥感と、自分への不甲斐なさで、心が重いんだ。

「そう？　なら、これでも飲んで。」

悠は、マグカップを差し出した。湯気が立つ、温かいミルクティー。一口飲むと、甘く優しい味が口の中に広がり、少しだけ心が和らいだ。

「ありがとう、お兄ちゃん。」

「いいってこと。で、数学？　相変わらず手ごわそうだね。」

悠は、私のノートを覗き込み、苦笑した。私にとって、数学は「手ごわい」どころの話じゃない。まるで、解読不能な暗号の塊だ。

「うん。もう、何回解いても、答えが合わないんだ。」

「ふーん。どこかでつまずいてるんだろうね。どんな問題？」

悠は、私の隣に腰を下ろした。その仕草は、ごく自然で、まるで私の勉強の相談に乗るのが当たり前みたいに。でも、私はそれを甘んじて受けることができない。なぜなら、悠は、私とは比べ物にならないほど優秀だから。高校時代、数学で苦労したことなんて、一度もなかったと聞いている。

「あのね、この問題なんだけど……。」

私は、恐る恐る、一番解けないと思っていた問題を指差した。悠は、それをじっと見つめ、そして、あっという間に解き始めた。その手つきは滑らかで、迷いがない。まるで、呼吸をするように。

「えっ……！」

数分後、悠は、私のノートに、すらすらと解答を書き込んでいた。そして、私の解答との違いを、一つ一つ丁寧に説明してくれた。

「ここは、こう考えると、もっとシンプルになるんだよ。ほら、この公式を応用すると、一気に解けちゃう。」

悠の説明は、いつも分かりやすい。まるで、私の頭の中に直接語りかけてくるみたいに。しかし、分かったと思っても、いざ自分で解こうとすると、また同じところでつまずいてしまう。

「ありがとう。でも、私、やっぱり全然ダメだ……。」

弱音を吐いてしまうと、止まらなかった。涙が、ぽろぽろとこぼれ落ちる。

「そんなことないよ。ゆうりは、粘り強く頑張ってる。」

悠は、私の頭を優しく撫でてくれた。その温かい手が、私の心を包み込む。

「でも、限界だよ。もう、どうしたらいいか分からない。」

「大丈夫。きっと、何か方法があるはずだよ。」

悠は、そう言って、私のノートをもう一度手に取った。そして、しばらく考え込んだ後、ニヤリと笑った。

「よし、決めた。」

「え、何が？」

「ゆうり専用の、特別カリキュラムを組んであげる。」

「特別カリキュラム？」

「そう。ゆうりが、数学の面白さに目覚めるための、秘密の特訓だよ。」

その日から、私の受験勉強は、一変した。悠は、毎日私の部屋に来て、数学の指導をしてくれるようになった。ただ問題集を解くだけでなく、歴史的な数学者のエピソードを話してくれたり、日常生活に潜む数学の面白さを教えてくれたり。

「ねえ、ゆうり。この図形、何に見える？」

ある日、悠は、複雑な図形が描かれた問題を指差した。

「え……？　うーん……。なんか、お花みたい？」

「そう！　で、このお花の面積を求めるには、どうしたらいいと思う？」

悠は、まるでゲームのように、私を数学の世界に引き込んでいった。今まで、ただの数字の羅列にしか見えなかったものが、突然、生き生きとした色彩を帯びてきたような気がした。

「すごい！　本当に、お花みたい！」

「そうだろう？　数学って、色々なものに隠れてるんだよ。それに気づくだけで、世界がもっと面白くなる。」

悠の言葉は、私の心に深く響いた。数学への苦手意識が、少しずつ、でも確実に、薄れていくのを感じた。

もちろん、それでもすぐに成績が上がるわけじゃない。相変わらず、解けない問題もあるし、間違えることもたくさんある。でも、以前のように絶望するのではなく、悠に教えてもらった「秘密の武器」を手に、もう一度立ち向かうことができるようになった。

「お兄ちゃん、この問題、前は全然分からなかったのに、解けたよ！」

ある日、自分で解けた問題を見せると、悠は満面の笑みで私を抱きしめてくれた。

「すごいじゃん、ゆうり！　やればできるんだよ！」

その瞬間、私の中に、今まで感じたことのないほどの達成感と、そして、悠への特別な感情が芽生えたのを自覚した。それは、単なる兄妹愛とは、少し違う、もっと甘くて、ドキドキするような感情。

「あのね、お兄ちゃん。」

勇気を出して、言葉を紡いだ。

「私、お兄ちゃんのおかげで、数学が前より好きになったよ。」

「本当？　それは嬉しいな。」

悠は、私の顔を覗き込んだ。その瞳は、いつにも増して優しく、そして、どこか真剣な光を宿していた。

「うん。だから、もっと、お兄ちゃんと一緒に勉強したい。」

私の言葉に、悠は少し驚いた顔をしたが、すぐに柔らかな微笑みを返してくれた。

「もちろん。いつでも付き合うよ。」

そう言って、悠は、私の髪を優しく撫でた。その指先が、私の頬に触れた時、胸がドキリとした。

「でも、一つだけ、約束してほしいことがあるんだ。」

「約束？」

「うん。いつか、ゆうりが一人で、もっと難しい問題に挑戦できるようになるまで、ずっとそばにいて、応援する。…だけど、もし、ゆうりが私以外の誰かに、数学を教えてもらったり、数学の話をするのが、私以外の人だったら……」

悠は、そこで言葉を詰まらせた。その表情には、戸惑いと、そして、ほんの少しの切なさが混じっていた。

「……どうしたの？」

「いや、なんでもない。」

悠は、すぐにいつもの飄々とした笑顔に戻った。でも、私は、彼の言葉の続きを、なんとなく察してしまった気がする。

「ねえ、お兄ちゃん。私、お兄ちゃんのこと、本当に尊敬してるし、大好きだよ。」

思わず、口にしてしまった。いつもの「お兄ちゃん」という呼び方には、もう収まりきらない、込み上げる想いを。

悠は、私の言葉に、驚いたように目を見開いた。そして、ゆっくりと、でも確かな力強さで、私の手を握った。

「ゆうり……。」

その声は、いつもよりずっと低く、そして、切なさを秘めていた。

「私も、ゆうりが大好きだよ。……でも、それは、兄として、じゃ、ない、かも。」

悠の言葉に、私の心臓は、まるで弾丸のように速くなった。窓の外の星明かりが、私たちの部屋を優しく照らしている。この秘密の夜に、私たちの関係は、静かに、でも確実に、次のステージへと進もうとしていた。

「お兄ちゃん……。」

もう一度、彼の名前を呼んだ。その声は、震えていた。

「ゆうり……。もう、限界だ。」

悠は、そう言うと、私の顔を両手で包み込んだ。その温かい手のひらに、私の頬は熱くなった。

「私も、限界だよ、お兄ちゃん。」

そして、私たちは、互いの顔を見つめ合った。これから、どんな未来が待っているのか、それはまだ分からない。けれど、この瞬間、私は、悠と一緒に、どんな困難でも乗り越えていけるような気がした。数学の難問も、そして、この、禁断の恋も。

「ゆうり、コンティニュー！」

悠が、私の耳元で囁いた。その声は、まるで、私を応援するエールのように、そして、私を誘う甘い囁きのように響いた。

「はい、お兄ちゃん。コンティニュー！」

私も、精一杯の笑顔で、彼の言葉に応えた。窓の外では、夜空に輝く星が、私たちの秘密の夜を、祝福しているかのようだった。この、お兄ちゃんとの「しーくれっとらぶ」、まだ始まったばかり。