【エロ動画】いもうと専用おにいちゃん【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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## 妹専用お兄ちゃん

「お兄ちゃん、これ、着てみて！」

　俺、桐谷悠真（きりたに ゆうま）、22歳。ごく普通の大学三年生だ。どこにでもいるような、少し頼りなくて、でも優しい…はずの兄。そんな俺が、この世で唯一、断固として「特別」でいなければならない相手。それが、妹の桐谷美咲（きりたに みさき）、17歳。高校二年生。

　美咲は、俺の妹というにはあまりにも出来すぎた存在だった。成績は常に学年トップ。運動神経も抜群で、吹奏楽部では部長を務め、テニスも得意。さらに、容姿端麗。すらりとした手足、透き通るような白い肌、そして何よりも、俺だけに見せる、あのキラキラとした笑顔。あぁ、それは俺だけの宝物だった。

　「え、これ…パジャマ？しかも、なんか可愛いんだけど。」

　俺が手に取ったのは、淡いピンク色のフリル付きパジャマ。しかも、胸元には「お兄ちゃん専用」と刺繍されている。思わず眉をひそめる俺に、美咲は悪戯っぽく笑いながら、両手を広げた。

　「そうだよ！お兄ちゃんにしか着てほしくないんだもん。ね、着てみてよ！」

　美咲は、俺を真っ直ぐに見つめてくる。その瞳は、まるで「ノー」という選択肢を許さない光を宿していた。結局、俺は折れる。美咲の頼みは、決して断れない。いや、断りたくないのだ。

　俺は、この「妹専用お兄ちゃん」という役割を、美咲が生まれてからずっと演じ続けている。それは、親の再婚によって、俺と美咲は義理の兄妹になったからだ。もちろん、血の繋がりはない。しかし、美咲が俺のことを「お兄ちゃん」と呼んでくれたあの日から、俺の心の中には、美咲を守り、美咲のために存在するんだ、という強い思いが芽生えた。

　美咲が幼い頃、俺はいつも美咲のそばにいた。風邪をひけば看病し、転べば抱き上げ、泣けばあやした。美咲が初めて自転車に乗れるようになった時、一番喜んだのは俺だった。初めてのテストで良い点を取った時、一番褒めてくれたのも俺だった。俺の人生は、美咲を中心に回っていた。

　高校に入っても、その関係性は変わらなかった。いや、むしろ強固になったと言えるかもしれない。美咲は、俺が進学する大学を同じにしたいと言い出し、俺が選んだ学部と同じ学部を選んだ。それだけならまだしも、周囲の目を気にしてか、学校では俺のことを「桐谷君」と呼ぶように指示された。もちろん、俺もそれに従った。そして、二人きりの時だけ、俺は「お兄ちゃん」と呼ばれた。

　この「妹専用お兄ちゃん」という関係性は、俺にとっては誇りでもあった。誰よりも妹を愛し、妹のために尽くす。それは、俺が理想とする兄の姿だった。だが、同時に、それは俺にとって、時に重圧でもあった。

　「お兄ちゃん、明日のデート、大丈夫？」

　美咲が不意に声をかけてきた。俺は、顔を上げて、美咲を見つめる。美咲は、俺の部屋のベッドの端に腰掛け、頬杖をついて俺を見ている。フリル付きのパジャマが、彼女の白い肌によく映えている。

　「デート？誰と？」

　「もう、知らないフリしないでよ。クラスの山田君でしょ？」

　美咲の声に、少しだけ棘がある。山田君。クラスで一番人気のある男子だ。確かに、何度か話したことがある。でも、それはあくまでクラスメイトとして。デートなんて、そんな、俺に似合うわけがない。

　「べ、別に、デートとかじゃないし…ただ、ちょっと話すだけだよ。」

　俺は、どもりながら答える。嘘だ。本当は、山田君から、明日の放課後に、少し話したいことがあると誘われている。何を話したいのかは知らないが、断るわけにもいかず、曖昧な返事をしてしまったのだ。

　「ふーん。でも、お兄ちゃん、緊張してる顔してるよ。」

　美咲は、さらに俺に近づいてくる。彼女の甘い香りが鼻をくすぐる。

　「別に緊張なんてしてないよ。」

　「ほんと？じゃあ、私に山田君と何話すか教えてよ。私がアドバイスしてあげる。」

　「いや、別に…」

　俺は、話を逸らそうとするが、美咲は食い下がる。彼女は、俺の些細な変化にも気づく。それが、俺にとっては救いであり、そして、時には恐ろしくもある。

　美咲は、俺のことが大好きだ。それは、家族として、兄妹として、俺も理解している。でも、最近、美咲の「大好き」は、少しだけ、度が過ぎているような気がするのだ。

　例えば、俺が友達と遊ぶ約束をすると、必ずと言っていいほど、美咲も同じような約束を取り付ける。俺が好きな音楽を聴いていると、いつの間にか美咲も同じ曲を口ずさんでいる。俺が買ってきた新しい服を見ると、次の日には、全く同じデザインの服を、美咲も着ていたりする。

　最初は、ただの偶然だと思っていた。でも、あまりにも頻繁に起こるので、さすがに気になり始めていた。まるで、俺の行動を全て監視しているかのようだ。

　「お兄ちゃん、私、お兄ちゃんのことが世界で一番好きだよ。」

　美咲は、突然、俺の顔を見上げ、そう言った。その言葉は、いつも俺を幸せな気持ちにさせてくれるはずなのに、なぜか今日は、胸に少しだけ、重いものが沈むような気がした。

　「俺も、美咲のことが世界で一番大好きだよ。」

　俺は、いつものように、美咲の頭を撫でながら答えた。でも、その言葉に、ほんの少しだけ、嘘が含まれているような気がした。

　次の日、俺は放課後、山田君との待ち合わせ場所に向かった。心臓がドキドキと高鳴る。緊張しているのかもしれない。でも、それ以上に、何か大きなものが、俺を待ち受けているような、そんな予感がしていた。

　待ち合わせ場所に着くと、山田君はすでに待っていた。彼は、俺を見るなり、満面の笑みを浮かべた。

　「桐谷君！待った？今日はありがとう。」

　「いや、大丈夫だよ。それで、何か用？」

　俺は、できるだけ平静を装いながら尋ねた。山田君は、少し照れたように、俺の顔を見つめた。

　「あのね、実は…桐谷君のこと、ずっと気になってたんだ。」

　「え？」

　まさか、そんなことを言われるとは思ってもみなかった。俺は、思わず言葉を失った。

　「俺、桐谷君のこと、すごくタイプなんだ。だから、もしよかったら、今度、二人でご飯でもどうかなって…」

　山田君は、顔を真っ赤にして、そう言った。俺は、彼の言葉に驚きを隠せない。クラスで一番可愛いと評判の女子から、告白された。しかも、それは、俺の妹、美咲が、いつも俺が着ている服を着て、俺が好きな音楽を聴いているような、そんな奇妙な状況と同じくらい、信じられない出来事だった。

　「あ、あのね…」

　俺は、どう答えていいかわからず、言葉に詰まった。その時、スマホが震えた。画面を見ると、美咲からのメッセージだった。

　『お兄ちゃん、どこ？』

　俺は、思わずスマホを握りしめた。美咲からのメッセージは、いつも俺を安心させてくれるはずなのに、今日は、なぜか不安を煽るように感じられた。

　「あの、ごめん。ちょっと、友達と会う約束があって。」

　俺は、山田君にそう伝え、早々にその場を後にした。山田君は、少し残念そうな顔をしていたが、俺の事情を察してくれたのか、特に何も言わなかった。

　家路につきながら、俺の頭の中は混乱していた。山田君からの告白。そして、美咲からのメッセージ。まるで、俺の人生が、突然、別の方向へと舵を切られたような、そんな感覚だった。

　家に帰ると、美咲が玄関で俺を待っていた。彼女は、いつものように、俺の顔を見るなり、眩しい笑顔を浮かべた。

　「おかえりなさい、お兄ちゃん！」

　「ただいま。」

　俺は、いつものように美咲の頭を撫でようとした。しかし、その瞬間、美咲の言葉が、俺の心を凍りつかせた。

　「お兄ちゃん、今日、学校で誰かと話してたでしょ？誰？」

　彼女の瞳は、疑念に満ちていた。いつもの、優しい笑顔は、どこにもない。

　「え…いや、別に…」

　「嘘だよ。私、お兄ちゃんのことを一番よく知ってるんだから。ねぇ、誰？」

　美咲は、俺の腕を掴み、強く引き寄せた。その力は、俺が想像していたよりも、ずっと強かった。

　「美咲、離して。痛いよ。」

　「離さない。だって、お兄ちゃんは、私のものだもん。」

　彼女の言葉は、まるで呪文のように、俺の耳に響いた。その声には、確かに、独占欲が滲み出ていた。

　もしかしたら、俺の「妹専用お兄ちゃん」という役割は、いつか、こんな結末を迎える運命だったのかもしれない。俺は、美咲の瞳を見つめながら、静かに息を吐き出した。この先に、どんな未来が待っているのか、今は、何もわからない。ただ一つだけ確かなのは、俺は、いつまでも美咲の「お兄ちゃん」でいなければならない、ということだけだ。たとえ、それがどれほど歪んだ形であっても。

　美咲は、俺の答えを聞くように、じっと俺を見つめている。その瞳の奥に潜む、深い愛情と、それと同じくらい深い執着。俺は、その両方から、逃れることができないのだ。

　「お兄ちゃん、もう私以外の人と話さないでね。私だけの、お兄ちゃんでいて。」

　美咲は、俺の頬を優しく撫でた。その指先は、驚くほど冷たかった。俺は、ただ、彼女の言葉に、静かに頷くことしかできなかった。妹専用お兄ちゃん。その重い宿命を、私はこれからも背負っていくのだろう。たとえ、それが私自身の心を蝕んでいくとしても。