【エロ動画】あなたはサキュバスに襲われてしまいました【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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CV:MOMOKA。様

(https://twitter.com/yuzuki_momoka )


効果音

OtoLogic様 他

(https://otologic.jp/ )


イラスト:誰塚

(https://twitter.com/darezuka )

(https://misskey.io/@darezuka )

## 緋色の誘惑

冷たい汗が額を伝い、硬く閉じた瞼の裏にも、あの夜の光景が焼き付いて離れない。

「…っ！」

思わず呻き声が漏れる。夢か。いや、現実だった。あの、甘く、そして恐ろしい体験。

私は、しがないフリーライターだ。取材対象は多岐にわたるが、最近は都市伝説やオカルト関係に没頭していた。そして、その探求の果てに、私は「彼女」に出会ってしまったのだ。

事の始まりは、ある夜だった。都心から少し離れた、古びたアパートの一室。そこに、かつて奇妙な事件が起きたという噂があった。私はその真相を確かめるべく、一人、その場に足を踏み入れた。

部屋は予想以上に荒れ果てていた。埃が舞い、家具はひっくり返り、壁には意味不明な模様が刻まれている。その異様な雰囲気に、背筋が凍るのを感じながらも、私はカメラのシャッターを切る。

「…誰もいない、か。」

そう呟いた瞬間、背後から微かな衣擦れの音が聞こえた。振り返ると、そこにいたのは、信じられないような存在だった。

絹のような黒髪は床に届きそうなほど長く、肌は陶器のように滑らか。そして、何よりも目を引いたのは、その妖艶な唇から覗く、吸い込まれそうなほど深い紅色の瞳。背中には、蝙蝠のような、あるいは悪魔のような、漆黒の翼が静かに広がっていた。

「…サキュバス？」

絞り出した声は、震えていた。目の前の存在は、まさに私が追い求めていた、伝説の中の生き物だった。

彼女は、ゆっくりと私に近づいてくる。その歩みは、まるで獲物をいたぶる猫のようだ。そして、私の数センチ手前で立ち止まると、その唇が微かに弧を描いた。

「あら、見慣れない顔ね。こんな場所で、何をしているのかしら？」

その声は、蜂蜜のように甘く、そしてどこか蠱惑的だった。耳元で囁かれただけで、私の体は微かに震え上がる。

「私は…ライターです。この場所の噂を…」

言葉を続けようとしたが、彼女は私の言葉を遮るように、指先で私の唇に触れた。その指先は、氷のように冷たいのに、触れた場所は燃えるような熱を帯びる。

「噂？ あなた、私に会いたかったの？」

瞳が、ますます深く、私を吸い込むように見つめる。抗いがたい魅了が、私を襲う。理性は、急速に失われていく。

「…いいえ、そんなことは…」

嘘だった。本当は、心のどこかで、彼女のような存在に惹かれていたのかもしれない。

「ふふ、正直でよろしいわ。」

彼女は、私の両頬を優しく包み込んだ。その冷たい手に、一層の寒気を感じる。しかし、その冷たさとは裏腹に、私の体は異常なほど熱を帯びていく。

「あなた、とても美味しそう。」

「美味しそう…？」

意味を理解した瞬間、私の心臓は激しく鼓動し始めた。彼女は、私の精気を吸い取る存在。それは、私が調べてきたどの文献にも記されていたことだ。

しかし、恐怖よりも、抗いがたい甘美な衝動が私を支配していた。彼女の瞳に見つめられ、その唇が近づいてくる。

「大丈夫、すぐ終わるわ。きっと、気持ちよくて、眠ってしまうから…」

その言葉と共に、彼女の唇が、私の唇に触れた。

それは、想像を絶するほどの衝撃だった。

（（（……）））

効果音：甘く、それでいて微かに不穏な、妖しい音楽が流れ始める。

吐息のように、微かな甘い香りが鼻腔をくすぐる。彼女の唇は、まるで熟した果実のように柔らかく、そして、吸い付くように私の唇を求めてきた。

その瞬間、私の体から、何かが吸い出されるような感覚が走った。それは、痛みではなく、むしろ快感に近いものだった。

（（（……）））

効果音：胸の高鳴りが、音楽に重なる。

彼女は、私の唇を離すことなく、さらに深く、私を求めてくる。私の意識は、急速に霞んでいく。抵抗する力は、もう残っていなかった。

彼女の指先が、私の首元に触れる。その冷たい指先が、私の皮膚を撫でるたびに、全身に電流が走るような感覚。

（（（……）））

効果音：吐息混じりの、甘く媚びるような声。

「もっと、ちょうだい…あなたの、すべてを…」

彼女の声は、私の耳元で、悪魔の囁きのように響く。そして、私の理性は完全に崩壊した。

私は、ただ、彼女のされるがままになっていた。体から力が抜けていくのを感じる。それは、まるで、満開の花が、ゆっくりと枯れていくような、そんな儚い感覚だった。

（（（……）））

効果音：徐々に静まっていく音楽。

どれくらいの時間が経ったのか、分からない。ふと、意識が戻った時、私は冷たい床の上に横たわっていた。

体は、鉛のように重い。まるで、魂が抜けてしまったかのような虚無感。そして、部屋には、先ほどまでいたはずの彼女の姿は、どこにもなかった。

（（（……）））

効果音：遠くから聞こえる、風の音。

かすかに開けた瞼に映ったのは、荒れ果てた部屋の天井。しかし、その天井には、先ほどまでとは違う、奇妙な模様が刻まれているように見えた。それは、彼女が触れていた場所と、同じ模様だった。

（（（……）））

効果音：微かな、寂しげなピアノの旋律。

「…夢、だったのだろうか。」

そう呟こうとしたが、声は出なかった。喉がカラカラに乾き、体は力なく震える。

あの夜、私は確かに、サキュバスに襲われた。そして、私の精気は、彼女によって吸い取られてしまったのだ。

（（（……）））

効果音：胸に手を当てる、弱々しい音。

それ以来、私はあの部屋には近づいていない。しかし、あの夜の記憶は、鮮明に私の脳裏に焼き付いている。彼女の甘い声、妖艶な瞳、そして、あの抗いがたい誘惑。

（（（……）））

効果音：不意に、心臓の鼓動が早まる。

時折、ふとした瞬間に、あの悪魔の唇の感触が蘇る。そして、私の体は、あの時と同じように、熱を帯びていく。

（（（……）））

効果音：妖しく、そして期待に満ちた、再び流れ始める音楽。

私は、あの経験から逃れることができない。あの緋色の誘惑は、私の心に深く刻み込まれてしまったのだ。

（（（……）））

効果音：音楽が、徐々に力強くなっていく。

もしかしたら、私はもう、あの彼女の魅力を、忘れることはできないのかもしれない。

（（（……）））

効果音：高揚感のある、しかしどこか危険な余韻を残す音楽。

いつか、また、あの場所へ足を運んでしまうのではないか。そんな予感が、私の胸を締め付ける。

（（（……）））

効果音：音楽が、フェードアウトしていく。

夜は、まだ始まったばかりだった。そして、私の心の中には、あのサキュバスの存在が、色濃く、残っていた。

（終）