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## 潮騒と熱帯夜

「っ…！はぁ…っ…」

息が荒い。肌に張り付く汗が、湿った熱気を肌で感じさせる。窓の外からは、遠くで鳴くセミの声と、時折混じる波の音が耳に届いていた。ここは、夏休みを利用して訪れた、南国の海辺の町。都会の喧騒から離れ、静かで穏やかな時間を過ごすはずだった。しかし、私の平穏は、ある人物の登場によって、あっという間に掻き乱された。

「ふふ、まだそんなに元気あるんだ？もっと、絞り取ってあげないとね」

私の耳元で囁いたのは、この宿のオーナーの孫娘、橘 雫（たちばな しずく）。高校生になったばかりだというのに、その生意気さと、どこか妖艶な雰囲気に、私は最初から完全に心を奪われていた。普段は人懐っこい笑顔を振りまく彼女だが、時折見せる、挑発的な視線や言葉遣いに、私は翻弄されていた。

「雫ちゃん…もう、無理…」

私は、雫に背を向け、ベッドにうつ伏せになり、顔を枕に埋めた。彼女の指先が、私の背骨をなぞるように、ゆっくりと、そして確実に、私の感覚を研ぎ澄ませていく。

「無理なんて言わないでよ？これからなのに。ねぇ、もっと声聞かせて？」

雫の声が、私の鼓膜を直接震わせる。背中に触れる彼女の肌は、ひんやりとしていて、それが逆に火照った私の肌を刺激した。

「でも…本当に、もう…」

私は、絞り出すように言葉を紡いだ。雫は、そんな私の様子を、まるで愛おしそうに見つめているかのような、甘く、そして意地悪な笑みを浮かべていた。

「大丈夫。私が、もっと、もっと、あなたを楽にしてあげるから」

その言葉と共に、雫は私の腰に手を回し、ゆっくりと、しかし力強く、私を抱え上げた。まるで、見慣れた光景のように、彼女は私に跨り、馬乗りになる。

「うわっ！雫ちゃん、何…！」

予期せぬ展開に、私は思わず声を上げた。しかし、彼女は私の言葉を意に介する様子もなく、私を見下ろしていた。その瞳は、暗闇の中でもキラキラと輝き、私を射抜くようだった。

「ほら、もっと私に、あなたの全部を見せて？」

雫の指先が、私の服の隙間から、ゆっくりと滑り込んでくる。その冷たい指先が、私の肌に触れるたび、ぞくぞくと鳥肌が立った。

「だ、ダメだよ…こんなこと…」

私は、必死に抵抗しようとするが、雫の力に敵うはずもなかった。彼女は、まるで生まれた時から私を知っていたかのように、私の体の反応を熟知しているかのようだった。

「ダメじゃないよ。だって、あなた、私に、こういうことを求めてるんでしょ？」

雫の言葉は、私の心の奥底に隠していた、誰にも言えない願望を、あっという間に暴き出した。彼女の顔が、私の顔に近づく。吐息が、私の肌にかかる。

「う…っ…」

私は、目をぎゅっと閉じた。これ以上、抗うことはできない。雫の、甘く、そして支配的な魅力に、私は完全に身を委ねるしかなかった。

「ふふ、いい子。じゃあ、もっと、あなたを、めちゃくちゃにしてあげるね」

雫の声が、私の耳元で、甘く、そして危険な響きを帯びた。彼女の指先が、私の肌をなぞる。その一つ一つが、私の全身を駆け巡り、未知の感覚を呼び覚ます。

（これは、一体、どうなってしまうんだ…？）

潮騒が、私を優しく包み込む。熱帯夜の空は、星々が瞬いていた。その星空の下で、私は、生意気なJKに、すべてを捧げようとしていた。

雫は、私の耳たぶを優しく噛んだ。

「あ…っ…！」

思わず漏れた私の声に、雫は満足そうに微笑んだ。

「もっと、もっと、私に、あなたの声を聞かせて？あなたの熱を、私にぶつけて？」

彼女の言葉に、私の体は、まるで意思を持ったかのように、勝手に反応し始めた。雫の指先が、私の肌を這い、その熱を吸収していく。彼女は、まるで私が持っている全てを、吸い尽くそうとしているかのようだった。

「雫ちゃん…もう…限界…」

私の声は、震えていた。彼女の瞳は、私を見つめ、その中に映る自分の姿は、まるで壊れてしまいそうだった。

「限界なんて、まだ早いよ。もっと、もっと、あなたを、私色に染めてあげる」

雫は、私の首元に顔を埋めた。その吐息が、私の首筋をくすぐり、私は身をよじった。

「や…、だめ…っ」

しかし、私の拒否は、彼女の興奮を煽るだけだった。雫は、私の耳元で、低く、甘い声で囁いた。

「大丈夫。私が、全部、受け止めてあげるから」

彼女の言葉は、私の全身を駆け巡り、私の理性を、ゆっくりと溶かしていった。私は、ただ、雫の望むままに、彼女の愛撫に身を任せるしかなかった。

彼女は、私の背中に、指先で文字を書くように、ゆっくりと、しかし深く、私の肉をなぞった。それは、まるで、私に烙印を押しているかのようだった。

「あ…っ…！」

私の体は、激しく痙攣した。雫は、私の背中に刻まれた反応を、楽しんでいるかのようだった。

「ふふ、可愛い。そんなに、私に、溺れていくんだね」

彼女の言葉が、私の鼓膜を震わせる。私は、もう、自分自身でいることができなかった。雫という、抗えない引力に、完全に囚われていた。

「雫ちゃん…お願い…」

私は、絞り出すように、懇願した。しかし、彼女は、私の懇願に、さらに深く、私を追い詰めていく。

「お願い？何をお願いしたいのかな？もっと、私に、あなたの全てを、与えてくれる？」

彼女の言葉は、まるで拷問のようだった。しかし、その拷問の中に、私は、抗いがたい快感を覚えていた。

「う…っ…あ…っ…！」

私の声は、もう、自分の声ではないように感じられた。熱帯夜の空気は、さらに重くなり、私の全身を締め付けていた。

雫は、私の髪を優しく撫でた。

「大丈夫。私が、あなたを、壊れるまで、愛してあげるから」

彼女の言葉に、私は、もう、何も言えなかった。ただ、彼女の腕の中で、喘ぎ声をあげるだけだった。

潮騒は、なおも遠くで鳴いていた。波音は、私の体の中で、高鳴る鼓動と混じり合い、まるで私を嘲笑っているかのようだった。

（もう、どうにでもなれ…）

私は、諦めの境地に達していた。雫の、生意気で、そして大胆な愛撫に、私は、完全に身を委ねるしかなかった。

彼女の指先が、私の肌を、さらに深く、そして執拗になぞっていく。その度に、私の体は、反応し、そして、その反応を、雫は、嬉しそうに、そして意地悪く、見つめていた。

「もっと、もっと、私を、求めて？あなたの、全部、私に、ぶつけて？」

彼女の言葉は、まるで鞭のように、私の心を打ち付ける。私は、もう、抵抗する気力さえ失っていた。

（ああ…私は、この子に、どこまでも、連れて行かれてしまうんだ…）

熱帯夜の空気は、さらに熱を帯びていた。私は、雫という、抗いがたい衝動に、身を任せるしかなかった。彼女は、まるで私を、甘く、そして危険な楽園へと誘っているかのようだった。

「ふふ、いい子。じゃあ、もっと、あなたを、激しく、愛してあげる」

雫の声が、私の耳元で、さらに甘く、そして蠱惑的に響いた。彼女の指先が、私の体の中の、まだ見ぬ領域を、ゆっくりと、しかし確実に、開拓していく。

「あ…っ…！」

私の体は、激しく震え、そして、その震えは、次第に、甘い快感へと変わっていった。雫は、私のその変化を、喜び、そして、さらに私を追い詰めていく。

「もっと、もっと、私に、あなたのすべてを、見せて？あなたの、一番、奥底に隠してる、本当の声を、聞かせて？」

彼女の言葉は、まるで呪文のようだった。私の理性は、完全に崩壊し、ただ、雫の望むままに、彼女の愛撫に身を任せるしかなかった。

潮騒は、遠くで、静かに鳴いていた。星空の下、私は、生意気なJK、雫に、すべてを捧げ、そして、彼女の波に、溺れていく。その溺れていく感覚は、恐ろしくもあり、そして、抗いがたいほどに、甘かった。

「あ…っ…雫…ちゃん…」

私は、絞り出すように、彼女の名前を呼んだ。その声は、もう、私の声ではなかった。雫の、生意気で、そして甘い声に、私は、完全に魅了されていた。

「ん…？どうしたの？もっと、私を、求めてくれる？」

雫は、私の顔を覗き込み、いたずらっぽく笑った。その笑顔は、まるで、私を地獄と天国へ同時に誘うかのようだった。

「う…っ…！」

私の体は、再び、激しく反応した。雫の指先が、私の肌に、まるで炎を灯すかのように、滑り込んでいく。

（ああ…私は、もう、この子なしでは、生きていけなくなってしまうのかもしれない…）

熱帯夜は、まだ続く。そして、雫との、この危険で、甘い夜も、まだ始まったばかりだった。彼女の生意気な瞳に、私は、すべてを委ね、そして、彼女の波に、ただ、漂っていた。